秋になった そう思った

今夜は なぜか暑い 連休前の晩

どこか かしこで 熱い出来事が行われているから

窓の下は路面清掃車がオレンジの車体をオレンジの回転灯で自らを目立たせながら。

過去 様々な工事車両や特殊車両を見たけれど、あれほど爬虫類的な醜い車を僕は知らない。

清掃するという目的とは裏腹に、その姿は よく昔 気まぐれで腹立たしいオフィスの女性達が口にした

あの台詞 まさに 「生理的に受け付けない」 そのものの醜さを持っている。

機能的な工業製品はどれも、その機能のつじつまから無駄が無く美しい。

にも関らず、この清掃車両たるや、醜く目を背けたくなる。


今夜も不愉快な清掃車が行く

通り過ぎた後の路面は、何処が変わったのかまるで解らない。

下らない、税金の使い道の最たる物がこの作業車だと感じる


だから機能美も無く ただ威圧感を強調した権力の車に思えてきた。


だいたい、今の時代に、船舶のような平面構成の一枚ガラスを黒いゴムパッキンではめたデザイン

後輪 1対の三輪車構造で、ステアリングが後方のタイヤを捻じ曲げる様は

恥ずかしい程に醜い


正直もう来ないで欲しいと思う



molt posso 追従できない放物線の裏側へ