旅先 部屋にあって欲しいものNO.1 は カッシーナのソファーでもなく、ジャグジーバスでもなく。

僕にとってはバスローブ。

ゆっくりとバスタブに浸かり オールインワンで時間を過ごす。

身体を沈め 本を読み

ここで窓があるバスルームだとより嬉しい。

まして、外が雪景色なんて偶然は最良かもしれない。

一度バスタブから湯を抜いて 身体を洗い 頭を洗い そして 再度バスタブに湯を満たし汗をかく。

時間をかけて上がった後で、バスローブを羽織る。

フードが有るやつがベストなのだけれども、最近どこのホテルでもお目にかかれない。

フードをかぶり、バスルームを出て、リビングのソファーに身を預けて ペリエを飲む。

こんな日常から少しだけ逃避した時間が たまに あるのはとても楽しい。


一人旅ならこんな過ごし方が良い


一人じゃないなら・・・・・

時にバスローブの腰ベルトで遊んでみる

「少しだけ 縛ろう」 返事はなぜか曖昧な肯定

タオル地のベルトの拘束なんて外そうと思えば容易に外れるとおもうのだけれど。

意外にもその雰囲気は彼女も嫌いではないのかもしれない。

最初はきつめにしても、直ぐに緩むのだから。

もう外れてしまいそうなのに背中で繋がれた両腕は外れる事が無い。

必要なのは バスローブの紐で拘束されているという事実だけが 彼女を・・

少し 大胆にさせたのかもしれない。

簡単に外れるよ でもそれは 言わずにおこう。

彼女は きっと それを知っていて 外れるまでは 別の彼女になれるのだから。

最後は 夢中で過ごした後の名残かフロアに無造作に落ちているのだけれど。




molt posso 追従できない放物線の裏側へ