恋は盲目でもいい


でも、それは恋と呼ぶ事の出来る 似つかわしい モノであるなら。


大人の恋は どんなに 燃え上がっても 何処かで冷静さがある


これ とても 本当に大切な 決まりごと


内心 で 愛していても 恋焦がれても 表には出さないのが


それがなんとも無い冷静な情熱が 素敵に心地良いのじゃない?


なのに、なのに つい そうじゃなくなる人 


美味しい 和牛を塩で それも少しだけ 下ろし山葵で


そんな食事をしようと思った矢先に バター醤油なんかを


掛けられた時の感覚


京都で何気ない 和の宴に モエだのポメリーだの出された感じ


いただけない


逢いたいのは そう言わず偶然を装う


必然を繕う ように


これ 結構大事で 良い女ほど 手が届かないから恋が出来る


手が届いたら 登山終了だから


山は 登らないで 見上げてるのが 心地よい