繁華街にはタータンチェックのスカートをはいた男達。

陽気にビールを酌み交わしては談笑する姿

何処か スコットランドのお祭りにでも迷い込んだ様な街の喧騒の中を歩いた。

辿り着いたのはバーニーズの裏手のワインバー 

リストから ブルネロ ディ モンダルチアーノを選んで

繊細なワイングラスに注がれた液体を喉に流し込んだ。

なぜかとても硬い味がしていたのは 既に酔っぱらっていたせいかもしれない。

彼女の組んだ足を覆う秋物のスカートは、肌触りがとても良さそうに見えた。

いつも、一緒に食事をする事が多い彼女が

なぜか とても 特別の存在に感じて。

これは いけないと 思い チャイサーを頼んでしまった。


人生の 仕掛けは こんな夜に用意されている事が多いのかもしれない。


深夜 3:00 彼女を今までの彼女を見る視線とは違う視線で見つめる


やれやれ 酔ったみたいだ