大久野島は人間にとっての楽園でした。
僕らも厳しい競争社会を生きているように、
ウサギも島で必死に生き抜いていました。
ここに来る前は大久野島は観光地で、
エサに困らない環境だと思っていましたし、
安全に暮らしていると漠然と考えていました。
甘かったです。
五体満足のウサギばかりではなく、
傷ついたウサギがたくさんいました。
島から帰ってから他の方の記事を拝見して、
ウサギの生活環境や接し方をちゃんと理解した上で、
滞在を楽しまなければならないと思い直しました。
数枚、傷ついたウサギの写真を掲載します。
・・ちょっと間を空けますね。
耳は噛み付かれやすいのか、怪我しているウサギが多かったです。
カラスや鳶に攻撃されてしまうのか・・
顔は狙われやすいのかもしれませんね。
このウサギはもともと左耳が折れていて、
右耳も僕らの近くで噛み付かれてしまいました。
でも、怪我しても餌に食いついていきます。
いじけたり拗ねたりもしません。
もちろん同情を乞うこともありません。
外見と裏腹に強い生き物です。
彼らは他のウサギと同じように生きています。
小さい体で近寄ってくる姿に胸が締め付けられる思いです。
とにかく皆長生きして、天寿を全うして欲しいと願うばかりですね。