中甑から平良を目指します![]()
普段は美しいであろう景勝地も、
このすばらしい天候で様変わり![]()
なにしろ大雨洪水波浪雷注意報。
ま、また来る理由ができたと思えば![]()
でも、これはこれで味があるか。
思えば、平良に着いたころが雨のピークだった。
路地では石垣が美しい港町を垣間見ることができたけど、
何しろ遠くの視界がぼんやりするほどの降り方。
豪雨の中、当然人影もない。
時折、強い雨が激しく車をたたく。
白鷺にしてはデカかった。
めずらしい景色や生き物を見つけては車を停め、
スケールの違いを堪能![]()
島の紹介でよく見る「長目の浜」。
雨が多少弱まってくれたお陰で、
なんとか全景を眺めることができた![]()
とっても木登りが楽しそうな大木。
子供の遊び道具に最適。
でも今はすぐ「危ない!」ってなるからなぁ。
少々痛い目に遭いながら、失敗を繰り返して、
安全な方法を経験で覚えるというのは・・
たぶんもう、古いんだよね![]()
里に戻るころ、ちょうど小学生の下校時間に重なった。
レンタカーに乗っている自分達に、
子供たちは必ず目線を向けてくれる。
歩いてすれ違えば、当然挨拶することだろう。
人に対して無視をしない。
すっかり忘れていたけど、
小さい頃は当たり前だった。
中にはペコリとお辞儀してくれる子もいた。
車で走ってる見ず知らずの大人に対して。
里港近くの小さな土産物屋に入った。
おすすめを聞きながら品定めをしていると、
ふとめずらしい焼酎が目に入る。
銘柄を「島立ち」という。
ラベルの紹介文を読んでみた。(原文のまま)
里中学校3年生が育てたサツマイモを使用
遥か南方からの黒潮に美しく洗われる甑島は、
鹿児島県薩摩半島から40キロの東シナ海に位置します。
その玄関口里町の里中学校では、
三年生になると恒例のサツマイモの植え付けを行います。
江戸期以来の武家屋敷群に初夏の訪れを告げる
鹿の子百合が咲くころ、
グングン伸びはじめるサツマイモの蔓。
イモをおいしくするのは子供たちの丹精と島の気候風土。
炎天下の草取りで汗した手に、
やがてずっしりとゆたかな実りの秋を迎えます。
卒業後、甑島には高校がないため、
三年生たちは島を離れ進学します。
それを甑島では「島立ち」と呼び、子供たちを送り出します。
巣立つ子どもたちの思い出を封じ込めたサツマイモを使用して、
手塩にかけた焼酎・・
薫り立つ一杯には、ふるさとへの思いが息づいています。
そして、卒業生の名前が生産者として7名記載されている。
成人して再会した時。
この酒で一杯飲めたら言う事ないでしょうね・・。













