出典:「産業カウンセラー」第6版p209
1.非・言語的コミュニケーションの種類(4種類)
①身体動作
・身振り(ジェスチャー)
・身体の姿勢と向き
・顔面表情
・凝視や視線の一致(アイ・コンタクト)
*顔面表情が最も有力な非言語的コミュニケーションの手段。
②空間行動(プロクセミックス)
・対人距離
・個人空間(パーソナル・スペース)
・座席行動
③身体接触
・触れる
・抱く
・叩く
・撫でる
④準言語(パラ・ランゲージ)
・話す速度
・声の大きさ
・声の高さ
・間の取り方
・沈黙
・その他 言語に付随する非・言語的要素。
*この準言語なしには、実際の言語的コミュニケーションは成立しない。
2.非・言語的コミュニケーションの特徴
①意識的コントロールの難しさ
無意識的に表出してしまう。
言語的コミュニケーション(例:歓迎の言葉)と
非言語的コミュニケーション(例:こわばった表情)が矛盾することがある。
これを、二重拘束的コミュニケーション(ダブルバインド)という。 ・・・ベイトソン
出典:http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1505/05/news001_4.html
②状況による意味の変化
例:「アイコンタクト」(目と目が合う)の多さや相手との距離の近さは、
普通は、好感や親近感を意味するが、
時には、敵対感情や攻撃感情を意味する。
③抽象的・論理的情報伝達の困難さ
数学の一次方程式や、ごみの分別ルールといった簡単な内容でも、
非言語的コミュニケーションのみで伝達することはできない。
④感情伝達の有効性
感情や態度の伝達には、非言語コミュニケーションは優れている。
愛情や感謝の気持ち、あるいは憎しみ、恨みなどの感情は、
多くの言葉で表現しなくても、表情や身体の姿勢によって
一瞬のうちに伝えることができる。
参照サイト:就労移行支援事業所「スイッチ・新所沢」https://switch01.amebaownd.com/