もどってきたアミ 小さな宇宙人
エンリケ・バリオス
2005/08/15
AMI, REGRESA
by Enrique Barrios
1990
印象に残った文章
つまり、科学は人々のよろこびのために使うものなんだ。最高の幸せっていうのは精神的なものなんだよ。たとえば社会的成功とか、金銭とか、物質を手に入れることができたとしても、精神的なものに対してまったく無知で、そしてハートに愛がないとしたら、そのひとの人生は物乞いをしているひとよりもはるかにみじめだよ」
「もし、しようと思っていることが他人(ひと)のためになることなら、ほかの他人(ひと)の意見なんてポケットにしまいこんでしまいなよ」
「いや、そうじゃないんだ。それも愛なんだよ。ただ低い度数の愛なんだ。われわれはそれを執着と呼んでいる。執着ゆえに、盗んだり、うそをついたり、殺したりする。生きぬきたいというのはひとつの愛のかたちだ。でも、ただ自分じしんや自分の家族、小さなグループや自分の属している団体や党や派閥に対してのみだ。悲しいことに、そういった生き方のせいで、すべてのひとたちがいのちをうしなう寸前なんだ…それはみな角の執着の結果なんだよ」
神やだれかがやってくれるのを待っているのではなく、自分たちで行動することだ。ただ、待っているだけだとしたら、たどりつくところは、破壊だけだよ。さいごにたれかがボタンを押すのを待つだけになるよ…」
“想像と現実を混同するのはよくないことだ”。でも、アミは “ひとはみな、一人ひとりが自分の創造しうる世界の中に住んでいる”と言った。
そしてまた、こうも教えてくれた。
“自分の魂が想像したものはすべて、実現可能なことだから、努力と持続と信念をもって実現すべきだ”と。