確認検査の結果を聞いてきました。
本当は昨日書きたかったのですが、
疲れで最後まで書ききれませんでした。
昨日は詳しい検査結果が出る通院日。
気持ちを落ち着かせてから
診察を受けたかったので、
少し早く病院に着くようにしました。
ロビーで1人深呼吸して。
自分で自分を落ち着かせて、受付へ。
今回は前回と違って、
前に診察を受けている方が何人かいて、
なかなか呼ばれませんでした。
呼ばれるのを待つ間、
嫌な汗が止まりませんでした。
自分でも訳がわからないと思いながら、
あぁ、癌宣告を受ける時もこんな気持ちなのかな。
だとか、考えていました。
とにかく長かった。
しばらくして、診察室へ呼ばれ。
梅毒の薬について少し話をしました。
特に体調も悪くなっていないし、
問題なく服薬できていることが分かると、
このまま治療を継続していくことで、
一度話が終わりました。
前回と同じ流れ、もう分かる。
検査の結果をこれから言われる。
でも、なぜだか今日は
『受け止めよう』と思えました。
『前回の検査の結果なんですけど、
調べたらね、やっぱりHIVでした。』
この医師の言葉で、
僕のHIV陽性が確定となりました。
医師は続けて、CD4の数値について触れ、
『数値の減り具合を見ると、
これは何年か前から
罹っていたんじゃないかなと思います。』と。
医師に言われた数年の間が頭をよぎりました。
その期間、僕には恋人がいなかったので、
大切な人に感染させてしまったかも…
という不安は消えました。
でも、正直に言うと、
不特定、ワンナイト的な人は何人かいました。
その人達に、感染させてしまっていたらどうしよう、
それは頭をよぎりました。
連絡も取れない人ばかりなので、
どうしようもないのですが、
本当に申し訳ないと思いました。
CD4の数値、
具体的に教えてはくれませんでしたが、
PC画面を見る限り、おそらく240程度かなと。
200を切るとAIDS発症の可能性が高まると
言われている状態になります。
医師は、
『かなり減ってはきていますけど、
まだそこまで悲観する数値じゃないですよ。
本当は治療を始めたいと思うかもしれないけれど、
まずは先に梅毒を治してからから、
抗HIVウイルス薬を始めるのがいいと思います。』
と、話をしてくれました。
そのまま、今後HIV治療を進めていくにあたって、
何曜日が通院しやすいか？という
という具体的な話に。
ここで、僕は１つ相談をしようと
思ってきたことを医師に伝えました。
HIVの治療についてはこの病院じゃなく、
別の病院で行いたい。
ということを。
今後の治療や通院を考えた時、
平日の日中に通院する、
ということが心配事でした。
実は僕、今の会社に転職で入ったのですが、
まだ半年しか経っていない状況で…。
有休日数も少なく、
休みをとって通院するというのが
少し負担になっていくなと考えていました。
今回の通院までに僕がやるべきだったことの１つ。
それは、仕事終わりの夜間や土日に
HIV診療をしてくれる病院を探すことでした。
調べていったところ、
大きな拠点病院ではないけれど、
条件に合った上でここで相談をしたい、
治療を受けたいと思う病院が見つかりました。
なので正直に自分の事情を話し、相談をしました。
医師は僕の話を聞いて、
『大丈夫ですよ、そういった悩みはよくある
お話ですから。病院の情報を教えてくれたら、
こちらでも調べて今から紹介状を書きますけど、
この後少し待てますか？』
と答えると、その場で紹介状を書いてくれることに。
本当にありがたい。
一度診察室から出て、少し待つと再度呼ばれました。
話を聞くと、僕が伝えた病院は、
今の病院からの紹介先対象に入っていたとのことで、
スムーズに紹介状を書いていただけたみたいです。
その場で、紹介状を受け取りました。
HIVについては、
今日明日焦って病院に行かなくても大丈夫と。
新しい病院で治療方針を決めることになりました。
梅毒については、今の病院で診てくれるとのこと。
次回の通院で採血・その場で数値を見て、
治療終了となるかどうか決まるようです。
次の通院日を決めて、診察室を後にしました。
HIVだった。でも、受け止められた。
何より、ちゃんと自分の意思を伝えて終えられた。
そのことが僕にとってはとても大きかった。
その後、半日しか仕事を休んでいなかったので、
午後は仕事へ向かいました。
さすがにHIV陽性が確定と言われた後、
仕事するのは精神的にも疲れたみたいで、
普段通り仕事はしたものの、
家に帰って倒れるように眠ってました。
これで、僕はHIV陽性者となりました。
でも、次にやることも明確になりました。
今は自然とネガティブな感情が引いています。
治療を進めるために、やるべきことを進めます。
まずは、新しい病院に連絡して、通院日を決める。
そこから１つずつ始めたいと思います。