初めての投稿を読んでくださった方々、

ありがとうございました。


知らないどこかの誰かでも、

自分の気持ちを読んでくれる人がいたことに

感謝したいです。



気持ちは相変わらず浮いたり沈んだりですが、

HIV陽性の診断が出るまで、

検査を受けた経緯を書いていきたいと思います。



僕も検査結果が出るまでの間、

経験談や陽性の方のブログを読んだりしていて。

もしかしたら、誰かの役に立つかもしれないから。



ただ、長めのお話になるので、何回かに分けます。


思い返したらほんの少しだけ

ユーモラスな部分もあったので、

ありのまま書きます。ポジティブになるために。

かなりリアルな話ですが、お付き合いください。









はじめに、僕のセクシャリティはゲイです。


恋愛対象は男性。

もちろん、セックスの相手も男性です。

ポジションはウケ。

ウケというのは、いわゆるお尻に挿れられる側です。


自分のポジションもあってか、

お尻には何かと

敏感な所があったことから始まります。



2月の初め、風呂でお尻にイボのようなものが

できていることに気づきました。


なんだろう?と思いながらも、

自然と治るだろうと思ってました。


でも、1週間経っても治らない。

むしろ、徐々に痛みが出てきてる。

触ると大きくなってる気がする。


市販の薬を塗ってみたりしたけど、

一向に良くなる気配がなく、2週間、3週間と過ぎ。


僕は仕事がデスクワーク中心なので、

仕事中も座っていると痛みが強くて。

これは何かおかしいと思って、

肛門科の病院に行くことにしました。

普段なら恥ずかしくて絶対行かないですが、

そのくらい痛みが辛かったんです。





通院の日、病院で診察室に通され、

医師に自分の症状を伝えました。


『じゃあ、お尻を見ますので。』

普段なら煌々とした部屋の中で下半身を曝け出す、

そんな行為って恥ずかしさの極みだと思いますが、

痛みを何とかしたくて恥なんて消えていました。



『これは…イボと言うより潰瘍になってますね。

 …ちなみに失礼ですが、性交渉でお尻を使ったり、

 そういった経験はありますか?』



医師ってすごいなと思いました。

隠し事なんかできないんだなと。



お尻を見せただけでゲイバレしたんです、僕。



驚きで言葉に詰まってしまいましたが、

経験があることを素直に答えました。

下半身を晒しながら、

人生で一番恥ずかしいカミングアウト。


その後、性交渉の相手の性別を聞かれ、

何か器具など使ったことはないかを聞かれ。


少し触診された後、医師からは

・かなり潰瘍が酷いこと

・潰瘍が出来るのは性感染症の可能性があること

・血液検査で性感染症を調べたほうがいいということ


ということを伝えられて、

その日は血液検査をすることになり、

採血をして終わりました。







そして、結果は1週間くらいで出るからということと

一緒に言われた



『もしかしたら梅毒の可能性もあるし、

 そうするとHIVに同時感染してる可能性もある。

 まずは検査の結果を見てみましょう』



その医師の言葉に胸がざわつきながら、

診察室を後にしました。