「ぼ〜っとしている」という言葉を聞くと

どんなイメージでしょうか?

 

 

 

「うちの子、いつもぼ〜っとしていて」

とか

「○○ちゃんは、幼稚園でぼ〜っとすることが多いですね」

とか...

 

日常生活の中で子どもの様子を表す言葉として

よく使われますね。

 

しかし!この「ぼ〜っとする」という表現、

気をつけないといけないなと思います。

 

 

Aちゃんのお母さんは、

「Aちゃん、ぼ〜っとばかりしないで、何か楽しい事したら?」

というのが口癖でした。

 

Aちゃんの世界を覗いてみると

Aちゃんは、想像力が豊かで、

空想の世界でお話を作るのが大好きでした。

 

「私は楽しい事しているのに、お母さんは"ぼ〜っとしてないで!"と言うの」

教えてくれたことがありました。

 

 

Bちゃんは、

何かをやり出すとすごい集中力です。

 

集中力が切れると、

ぼ〜っとします。(そのように見えます)

 

「これだけ集中していたら、
ぼ〜っとする時間も必要ですよね」

とお母様にお伝えしました。

 

宿題や活動の最中に、

「ぼ〜っとしている」だけを切り取ったら

「もう終わり?もうやらないの?」

「最後まで終わらせなさい」

などと口出ししてしまいそうです。

(私も我が子にしたことあります....反省)

 

しかし、このぼ〜っとする姿に

何が隠れているのか、

見ていきたいですね。

 

子どもの様子を表すのに、

簡単な言葉で説明は出来ません。

 

大学院での恩師には、

「上位概念を使って説明する時には

細心の注意を!」とよく言われたことを

思い出します。

 

「ぼ〜っとする」ことは大切。

そして、その行動が意味することを見つめながら

そっと見守っていたいものです。

 

 

 

 

★★yahoo!ニュースにて取り上げて頂きました★★
 

子どもの「ネガティブ発言」否定してはいけない訳