この夏に、娘は生活の環境が
大きく変わる経験をしました。

子どもにとっても環境の変化による

心理的な負担は大きく...
なかなか母離れできない毎日でした。

ある日、この大きな変化を

強いてしまった後悔と

罪悪感でいっぱいだった私。
 

通っている「子どもの家」の先生が
園に入りたがらない娘と
泣き出しそうな私を
園庭に誘ってくださいました。

園庭でお砂をしたり、
ブランコを一緒にしながら、
先生のこれまでの子育てやお仕事について
お話くださいました。

そして、

「私、境界線について学んでいるのよ」

というお話をされました。

ああ、そうだったな、、、

と改めて自分と娘との

境界線を考えるきっかけをいただきました。

「その気持ちは、誰の気持ち?」


子どもには、自分の気持ちを感じる権利がある。

教育現場で、子どもに接する時、
いつも気にかけていたことです。

 

親が代わりにその感情に乗っ取られてしまう(境界線がない)

と、子どもはその感情を感じられなくなってしまう。

 

だって、子どもは親を敏感に見ています。

親が悲しんでいたら、なんとかして、元気にしようとします。

親が喜んでいたら、また頑張ろうと思います。

 

自分の気持ちを感じる暇なんてありません。

 

人の感情のお世話をすることは

境界線がなくなり、

本人はとても辛いのです。

 

だから、改めて思いました。

 

子どもが、子ども自身の経験を通して

自分の感情を感じることを

邪魔してはいけない。

 

そして、自分の中に沸き起こる感情は

自分の感情として、受け止めること。

 

「その感情、誰の気持ちなのかな?」

と点検していきたいな、
と思った出来事でした。