「男はつらいよ」
BSテレ東で毎週土曜夜に放送してる。
今夜は「寅次郎相合い傘」
寅さんが旅先の函館で、会社でも家庭でもノイローゼになったエリートサラリーマンを拾い、旅の道連れにしながら寅さんに恋するヒロインのリリーと再会する、そんなお話。
実家の「とらや」に帰省すると、いつも家族から迷惑がられてのけ者にされる寅さんなのに、旅先ではいつもちゃっかり人生に疲れた普通に生きてる「誰か」を救っては元気にして、元に戻してあげちゃう寅さん。
…カッコいい。
男の鏡だと、思う。
寅さんは映画の中では、無神経で無教養な元ヤクザで流れのテキヤを演じているが、
寅さんを演じている渥美清さんは中央大学文学部を卒業して、浅草のフランス座で芸を磨き、
同じフランス座で苦楽を分かち合った関敬六と黎明期のテレビに飛び込んでいったスーパースターであり大教養人であった。
生前は詩人の種田山頭火を愛する一面もあったそうな。
亡くなられてからだいぶ経つが、いまでも毎週みんなの心に元気を与え続けている寅さん。
堀の浅い顔立ちで、決してイケメンではないが、映画の中でも映画を観るみんなからもモテモテ。
いまでも日本人の心の中で生き続ける寅さん。
余計な話になるが、あの北朝鮮の金正日も生前は執務室に男はつらいよのビデオテープを全話完備していて、テープがすり減るほど観ていたようだ。
毎週、私も元気をもらってます。
寅さんは今夜も、テレビの中で輝いてました。