昔、国鉄の運転士が加盟する労働組合「国鉄千葉動力車労働組合」のストライキ戦術は全国の国鉄労働組合の中でも最強だった。
その最たる象徴が伝説の5分前スト通告だった。
動労千葉の幹部が平日正午からのストライキの通告を千葉鉄道管理局に対して行ったのがなんとストライキ5分前の午前11時55分。
当然、管理局側は何の対処もできず。
そして千葉駅停車中の列車から運転士がいなくなった。
ダイヤは大混乱、平日夕方6時台に動いた列車は1本のみ。国鉄のストライキとしては異例の京成電鉄への振り替え輸送を行わせ、ついに千葉鉄道管理局長が動労千葉に泣きを入れ、これまた異例のストライキ中止の要請だった。
国鉄時代の千葉のストライキは凄まじかった。
まだ千葉に三越があった頃、私が幼稚園の時に階段に張られていた動労千葉の喧伝ポスターが衝撃的だった。
総武線快速電車に連結されていた2両のグリーン車の床下に、台車が外されて代わりにショベルカーのキャタピラーがはめられていた写真がポスターにされていた。
つまり、動労千葉による列車の運行妨害の戦術の1つが自慢げに紹介されていたのだ。
なんとも奇妙な時代だった。
あの頃の千葉の国鉄のストライキは最強だった。
遠い目で思い出した。