義母（夫の母）は大変な努力家でして。
３人きょうだいの中間子である義母は、
自他ともに認める負けず嫌い
時代もあったと察しますが、
幼い頃から親の興味関心は、長男である兄（伯父）が独り占め。
長男プレミアムね…
両親の期待を一身に背負ったその兄は、
京都大学へ進学
一方、義母と妹（叔母）は
優秀な兄と比べられるどころか、
「女の子だから」という理由から、学を期待されず。
義母は反発心を勉強へのパワーに変えて、
国立大学で建築学を専攻し、一級建築士に
そして、就職した建築事務所で知り合った
同じく建築士である義父と結婚し、
２人で独立して建築事務所を開業。
事業が軌道に乗ってからは、
もうちょっと手広くやっていきたいと、
インテリアコーディネーターの資格を取得。
しかし、子育てとの両立に悩み、
在宅勤務が可能なフリーランスの記者に転身し、
地元紙で記事を書くように。
そして、子育てが一段落すると臨床心理士の資格を取り、
母子医療機関に常勤するカウンセラーとして
たくさんのお母さんの相談に乗ってきました。
さらには、60歳を超えてから
キャリアコンサルタントの資格を取り、
シングルマザーの就業支援を専門にして
つい最近まで現役で働いていたツワモノ。
それが、うちの義母
バイタリティの塊でしょ？
夫が、自分が幼いころの義母の姿を思うとき、
真っ先に頭に思い浮かぶのは
夜、家族が寝静まった後、
一人、台所のテーブルで勉強していた姿だ、と。
夫から初めてこのエピソードを聞いたときは、
「すごい人が義母になったな…」
と、震えたものです
でも、子どもの教育に関して
義母は、いわゆる教育ママタイプではなく、
すっごくおおらかな人。
口癖は「ええやん」
夫は、義母から「勉強しろ」と言われたことは
一度もなかったそう。
そんな親がリアルに存在するとはね
もちろん、孫の教育にも一切口出しされたことはありません。
子どもに「勉強しろ」と言う代わりに、
自分が勉強する姿を見せる。
なかなかできませんよね。
あ、うちの夫？
娘たちに事あるごとに「勉強しろ」言うてます
私は隙さえあればぐうたらしちゃうタイプなので、
子どもたちは、
義母の姿勢を受け継いでくれるといいなと思っています。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
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