明日14日は母の日ですね。

 

 

あれは、数年前のことです。

 

 

母の日当日に実家にいた私。

 

ピンポーン!と宅配便屋さんが来て、

私が楽天のショップで手配したさくらんぼが

実家に届きました。

 

 

「まあ! 何かしら?」と

嬉しそうに包みを開ける母。

 

 

姿を現したのは、

 

ボンボンショコラの箱のように

1粒ずつ仕切られた箱に収められたさくらんぼと、

1本の造花のカーネーション。

 

 

高級そうな箱にうやうやしく収まってはいるものの、

 

見るからに小粒で、

まだらに白っぽく、

色つやも悪く、

 

なんとまあ、貧弱なさくらんぼでしょう・・・滝汗

 

 

箱は大きく立派だけれど、

スペースの半分は間仕切りが占めていると思われ、

なんともいえない、すきま風を感じます・・・

 

 

たしか、送料込みで5000円くらいだったと思うけど、

 

 

小っちゃ!

 

少なっっっっ!

 

 

思わず声が出ちゃいましたよ。。

 

自分が手配したというのに真顔

 

 

 

さらに気まずかったのは、

 

そこに兄一家も居合わせていたことです。

 

兄一家は、母の日の前日に山梨にさくらんぼ狩りに行っており、

母のために、現地で調達したさくらんぼ1パックを用意していました。

 

 

その、兄が用意したさくらんぼが

 

大粒でツヤッツヤ、とってもおいしそうなんです。

実際に、とっても美味しかった!

 

 

そして、

 

パックからこぼれんばかりにたくさん入っているというのに、

 

1パック2000円ですと・・・チーン

 

 

スーパーで売られているような透明パックに入っているものの、

見るからにおいしそうな、兄のさくらんぼ。

 

 

一方、私が送ったさくらんぼは、

 

立派な箱に「山形産佐藤錦」とドーン!と書かれており、

お行儀よく並んではいるものの

 

 

うーん、スカスカね真顔 

 

という印象しか与えない・・・

箱が豪華な分、中身の残念さが際立つわ

 

 

 

私は、実母と義母に毎年同じものを贈っているので、

 

この貧相なさくらんぼが義母にも届いているのか・・・と

絶望的な気分になりました。

 

 

でも、義母はとても優しく、気遣いの人なので

 

「さくらんぼ!嬉しいわぁ。私の大好物よ!」

 

と、優しいリアクションをしてくれて、

なんだか余計に申し訳なくなってしまったのでした。

 

 

もちろん、箱が立派なのは

物流上、さくらんぼを守るために当然のことでしょう。

 

「母の日」というピンポイントの日程に応じるために、

時には、不本意なものを出荷せざるをえないこともあるかもしれません。

 

 

だから、お店がどうこうというより、

 

ああ、

ネットショップで青果を贈るのはリスクがあるんだな、と

勉強になりました。

 

 

それからというもの、

母の日は、実家にも義実家にもカーネーションを贈っていますブーケ1

 

 

だけど、

カーネーションも「生もの」だったのです・・・(つづく)。