今日は全然バレエに関係のない話なのですが

 

電車に乗っていたら、

 

「今月ずーっとだよ。休みの日にあちこちあちこち、、、特に気乗りしないのがさ、クリスチャンでもないのにカトリックの学校とかいくの?みたいな。でも嫁の第一希望はカトリックなんだよなー。嫁の希望は。」

「大変っすねー。もし娘さんが入ったら教会とか家族で通うんですか?海外ドラマみたいに。」

 

というサラリーマン2人の会話が聞こえてきました。

 

私立小の説明会シーズンですもんね。

パパも似たようなこと言ってたななんて思っていたのですが

 

うちの娘もカトリックの小学校に通っています。

都内にあってもおそらく、小学校受験を経験された方でもほとんどの方が知らないような小さな学校で、試験も倍率〇倍!なんて狭き門でもなく、どことなく雰囲気ものんびりした学校です。

 

受験当時の事をふと思い出し、カトリック信者ではない我が家がカトリックの学校に決めた理由を書いてみようと思い立ちました。

 

受験時、カトリックの小学校をと思いついたのは私です。

 

「世界には信仰を持つ人がいることを知ってほしい」という理由です。

 

なので、カトリックでなくても宗教色のある学校であればよかったんですよね。ただ、家から娘の通う小学校と同じような距離に仏教系の小学校もあるのですが、仏教は普段の生活に馴染んでるといえる部分もあるかなと。

何より我が家の小学校受験は公立の小学校&学童だと私が働く上で時間が制限されてしまうから、、、と私が働き続けることを大前提にしたものだったので、娘の放課後の過ごし方なんかで選べる学校の選択肢は少なかったんですけどね。

 

私自身、これまでの人生で宗教なんて意識したこともありませんでした。

祖父母の家にいけばお仏壇もあったし、年末年始にはお参りにもいったし、お友達とクリスマスパーティーをすることもあればハロウィンパーティーもしたし。社会で宗教に関して習ってもどこか外国の話、、、

日本人のほとんどの方がそんな感じなのではないでしょうか。

 

そんな私が宗教を意識したのは、テレビでの外国人の発言でした。

 

「日本人は宗教に関して無神経ですよね。」

 

無関心ではなく無神経。

 

そのテレビ番組も見ようと思って見たのではなく、ただつけっぱなしにしていたら始まったという感じなのですが、ISのテロ事件があったことでイスラム教を信教としている人たちが不躾な視線や暴言を浴びている、イスラム教をもっと知ろうといった内容の番組でした。私の周りでは見かけませんが、日本人でもイスラム教を信教とする方と結婚して、改宗してイスラム教徒となり礼拝を日課にしていたり、女性はヒジャヴをかぶっていたりという方がたくさんいるのだそうです。

 

無神経という言葉になんだかドキっとしました。

 

私も海外ドラマが好きでよく観るのですが、確かに、日本のドラマではまず出てこないような「私は神を信じている」「祈ろう」なんて宗教色のある言葉や場面が普通にあります。

こうして「海外ドラマみたいな」っていう感覚で受け止めていましたが、世界的には信仰を持っている人が大多数で、それがアイデンティティの一部であり、要するに「イジっちゃいけない」部分なんですよね。

 

私が小学生の時、海外からきた子が同じクラスにいて教会でのクリスマスのミサに誘われたことがあるのですが、母親に言ったら露骨に嫌な顔をして「そんなとろ、行くもんじゃない」と言われたのもふと思い出しました。

 

そういう、宗教に対してすぐ嫌悪感を示すあたりが無神経って言うんだろうなと、、、

 

私が子供のころから「国際理解」「グローバルな人材」なんて英会話も人気の習い事だったように思うのですが、会話ができるだけでは相互理解なんてできないんじゃないかと思ったんです。

公立でも私立でも、宗教教育を受ける機会があってもいいんじゃないかなぁ、、、

どの宗教を教えるかとか、問題があるんでしょうけど。

先日、娘の学校の保護者会で校長先生が「国際教育って人ありきだと思うんです。」とおっしゃっていました。

私がここに書いてきたような内容のお話ではなく、教育内容に関するお話だったのですが、「人ありき」本当にそれに尽きると思いました。

 

娘には自分と違うことを受け入れて尊重できる、そんなふうに成長して欲しいと思うのですが、その点からみればカトリックの思想はあっていたように感じます。

娘の通う学校を「どことなくのんびりした雰囲気」と書きましたが、こののんびりした雰囲気、のんびりというより穏やかなというニュアンスのほうが近いでしょうか、慈愛の精神から生まれるものだと学校のインスタなんかを見ていても思います。

 

そして、娘は現在2年生。

カトリックの学校に通ってみてどうかといいますと

 

思いやり・感謝・慈しみの心を大切に教えてくれる、またそんな雰囲気の中で過ごせるのは情操教育としてよかったと思います。

宗教の時間もあり、「天国と地獄の間には煉獄っていうところがあってね~」なんて話してくれますが、どこか絵本の話をしているような、、、やっぱり家での生活習慣としてお祈りをしたりするわけでもないので信仰心があるとはいえませんが、お友達の中には教会学校に通い始めた子もいるようです。

 

先生方や学園の卒業生だという保護者の中にはやはり信者の方もいらっしゃるのですが、もともとお家がカトリックとかではなく、カトリックの教えに触れる中で高校生や大学生で自分で洗礼を受けることを決めたという方が多いことに驚きました。

 

私も折に触れてカトリックの教えを聞く機会があるのですが、なるほどとか、いいお話と思うことはあれども信仰とまではなかなか。

 

それでも、信仰が自分の心のよりどころというか、軸というか、そういったものになるのなら宗教もいいんじゃないかと思っています。

 

 

 

 

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