ランベルティの塔で絶景を楽しんだ後、地上に降りてみると、広場はすっかり夜の顔。
こちらはエルベ広場とはコムーネ宮をはさんで反対側にある、シニョーリ広場。
庶民的なエルベ広場とは対照的に、ちょっぴりスノッブな雰囲気です。
それもそのはず、昔はヴェローナの権力者たちのお屋敷や公的な施設が並んでいた場所なんだそう。
広場の真ん中に建っている像は、
放浪の天才詩人、ダンテ・アリギエーリさん。
フィレンツェに生まれたダンテは政争に巻き込まれて生まれ故郷を追放されたのち、イタリア各所を転々としながら放浪の末に、ラヴェンナで生涯を終えます。
ヴェネト州でのダンテの足跡は、パドヴァ大学で教鞭をとったり、そしてここ、ヴェローナでもしばらくの間亡命生活を送っていたとか。
旅装束に身を包み、悩める表情の詩人は今、世界中から押し寄せる観光客をどんな気持ちで見守っているんでしょうねえ。。。
ふたたびコムーネ宮の階段。
中世の面影を色濃く残すイタリアの町は、やっぱり夜がおすすめ。
・・・・そろそろお腹がすきましたね。
いつもは一人旅なので、食事といっても軽いもので済ませてしまうことがほとんどなんですが、
今年の4月、ガルデナ杯観戦後に立ち寄ったときは、試合後ガルデナでお別れしたはずの応援メンバーさんと偶然にも再会♪
せっかくなので、ロミオの家の隣にあるレストランへ行くことにしました☆
ヴェネトの家庭料理を楽しめるお店はこじんまりとしたとても居心地のいいところでした
ヴェネト州で有名なのはヴァルポリチェッラという、少し重ための赤ワイン。
そして、赤ワインに合うのはやはり、お肉料理ですよね♪
ロバや馬の肉なんていうのも、実はヴェネトの名物なんですよ(* ̄Oノ ̄*)
こちらはショートパスタや豆、野菜を煮込んだスープ。
体の中からポカポカ温まって、優しい味なんですけど・・・・量が・・・・ハンパなかったですw
ヴェネトで私が食べたかったのが、ポレンタ。
サラミやチーズの下にある、黄色いのがポレンタといって、トウモロコシの粉を水で溶いて、鍋で火にかけながら練り上げたものです。
いわゆる「そばがき」みたいなものですネ。
(おとなりのロンバルディア州では、日照りや疫病などで食料が乏しいときには実際にそば粉のポレンタを作っていた、という話も小説などで読むことができますので、やっぱりそばがきだと思っていいのかなって思っていますw)
ポレンタは時間をかけて練り上げることで、滑らかな舌触りともちもちとした食感が楽しめる、ちょっとクセになるお料理。シンプルだけど、実際自分で作ろうと思うとけっこう時間も力も必要です(^_^;)
こちらでいただいたのはシンプルなポレンタにチーズやサラミ、キノコのソテーを添えたものですが、練り上げる段階でパンチェッタやチーズを一緒に練りこんだものもとっても美味しいんですよ♪
・・・思い出すだけで、よだれがでちゃうわ~~~w
ロマンティックなヴェローナの夜に、美味しい料理をいただきながらスケートの話ができるなんて、ほんとに贅沢でした☆
こんな時間が持てたのも、タカヒコさんのおかげですね。 ありがとう♪
タカヒコさん、今日の毎日新聞のコラム、頼もしく読ませていただきました。
あなたの紡ぐ言葉、その行間から沢山の思いがあふれ出ているように感じました。
大丈夫。
あなたのソコヂカラを信じてます。
「いってきます」 のひとことが、こんなにも頼もしく、誇らしく心に響いたことが嬉しくて、ただただ感謝しつつ、その背中を押してあげたいと思いました。
全日本選手権、・・・落ち着いて、肝を据えて。
最良の小塚崇彦を、世に送り出してください。
たかちゃん、がんばーーーー!!!