ボルツァーノから電車に揺られてやってきたのはヴェローナの町。
ホテルに荷物を置いて、さっそく町を探検にでかけます♪ ボルツァーノよりもさらに北のオーストリア国境に源を発するアディジェ川によってハート型に囲まれた小さな町は古代ローマの時代から交通の要所として、また芸術の都として北イタリアの主要都市として栄えてきました。
そんな古代ローマの遺構が町のあちらこちらに残っているヴェローナですが、中でも町の入口にある、アレーナと呼ばれる円形劇場はローマのコロッセオに次ぐ規模を誇り、なおかつ現在でも劇場として使われているヴェローナのシンボル的存在。
アレーナ前の広場でガルデナからやってきた私たちを出迎えてくれたのはなんと、カロリーナ・コストナー選手の幟旗(≧▽≦)
毎年、９月にここ、アレーナで開催されるアイスショウ、「オペラ・オン・アイス」の広告です。
古代ローマの遺跡を使ってアイスショウを開催するなんて、さすがイタリア、やることがスゴイp(^-^)q
外から見るとそんなに大きく見えないアレーナですが、すり鉢型の劇場は中央の平土間を囲むように、４４段の大理石の階段座席があり、収容人員はなんと２万人以上とのこと(￣□￣;)!!
毎年、夏になると野外オペラが上演されることでも有名で、オペラファンなら一度は見てみたいという、あこがれの劇場なんですね～。
劇場の中がどんな感じか、こうなってくるとやっぱり、知りたいですよね♪
実はガルデナ遠征の帰りに立ち寄ったときは時間もあまりなくて、お天気も良くなかったので、アレーナの中には入ってこなかったのですが、昨年の同じ時期にちょうど、ここを訪れる機会がありましたので、その時の写真でアレーナの様子をご紹介しますね☆
・・・この時はお天気もとっても良かったのです
この空の青さこそ、イタリアでございます(￣▽￣)/
アーチの連なる外壁はまさに、ローマのコロッセオによく似ていますネ。
このアーチをくぐって中に入ってみると。。。
内側はこんな感じで、天井の高い回廊になっています。
この、どっしりとした石造りの建造物が今から２千年前に造られていたんですね～～。スゴイ！！
今でも劇場として使っているということで、この回廊部分にはちゃんと、トイレもあるんですよ(^-^)
写真手前の、左側の壁に木の扉があるんですが、実はそこがトイレ
なんですｗ
回廊からさらにアーチをくぐって、いよいよ劇場へ入ります♪
じゃーん！！ 見てください、この壮大な眺め！！
中央の丸い平土間では、ちょうどステージの設営が行われているようでした。
こういう古代劇場って、驚くほど音響効果が優れているんですよね～。地中海地方に残っているローマ時代の劇場をいくつか訪れたことがありますが、こんな上の方にいても、舞台となる中央の平土間から普通に喋っててもちゃんと声が聞こえるんです(￣□￣；)
昔の人って、ほんとにスゴイと思う瞬間ですねｗ
さきほどの、回廊からの入口はこんな感じになっています。 右上の方に見えているアーチは、建造当時はアレーナをぐるりと取り囲む２重の飾り囲いだったところ。
ちょっと、上まで行ってみましょうか。
飾り囲いぎりぎりのところまで上ってきました～♪
ヴェローナの街並みの中央ににょきっと頭を出しているのが市庁舎のランベルティの塔で、あの塔のすぐそばに、人気の観光スポットである、ジュリエッタの家があります。
・・・うう、でも、ここまでくると、手すりの位置も低いせいか、若干足がすくみますｗ
すぐ下には、アレーナ前の広場の様子が。
うららかな、春の午後♪
広場を縁取るように並ぶ建物は、赤や黄色の壁がカラフルでキレイですネ。
こうした壁の色も、霧の多い北イタリアならではなのかもしれません。
アスファルトでしっかり舗装された広場ですが、薔薇色のテラコッタの屋根や、カラフルな壁の建物を見ていると、すぐにでも中世にタイムトリップできそうです♪
アレーナを出たら、中世の面影が色濃く残る、ヴェローナの旧市街を通ってジュリエッタの家へ行ってみましょう♪
つづく(^O^)/
・・・追記
つい最近、今年のオペラ・オン・アイスのバックステージを含む動画が公式サイトにアップされました！
カロリーナをはじめ、ステファン・ランビエール、プルシェンコさん、そして日本からは荒川静香さんが出演したアイスショウの模様を垣間見ることができますので、ぜひ見てみてくださいネ！
私も、この公式サイトの動画をみて、絶対に行ってみたくなってしまいました♪
いつかこのヴェローナのアレーナ劇場で、タカヒコさんのロミオが見てみたい(///∇//)・・・うん、新月のお願いリストに書き加えておこうっと
たかちゃん、がんばーーー！！
Opera on Ice 2013 Galleria video ←生オペラとスケートの感動のコラボはこちらでごらんください♪