「人間」は誰でも「自分が考えたこと」を実行し、「考えないこと」は実行しないという本質があります。 この「考える」ということは《自覚的に考える》ということと《無意識的に考える》というふたつがありますが、この、ふたつとも「自分の頭脳」が「考えている」 ことに違いありませんので、ふたつとも含みます。 そしてもうひとつ。「実行する」という意味は、その結果が自分にとって どんなに困ること、損すること、困ること、悲しくなること、ダメージをこうむ ることでも、「考えさえすれば実行するのである!!」という意味です。 だから、あなたが「自分」の「不安」「恐怖」という悩みを「解消したい」と思うならば「自分」が 「不安」「恐怖」に思っている対象と、「こわがっている自分」や「おびえている自分」「症状を感じている自分」について「考えること」の「中止」を実行してください。 『不安』や『恐怖』に思っている『場面』とか『関係』『相手』について『考えない!!』と、なんべんも口に出して、自分に言い聞かせて『考えること』の『中止』を実行 してください。 この「考えること」の「中止」は、なんどか失敗してもかまわないから「中止」を「実行」しつづけましょう。そうすれば、まちがいなく解消します!! 「過去のこと」はいいことも悪いことも考えない!! を実行してください!  さらにもうひとつお教えしたいのは、人間は、誰でも「過去のこと」は「いいこと」も「悪いこと」も、「考える」と必ず、現在の自分の「現実」をぶちこわし、自分の「将来の現実」をメチャメチャに破綻させてしまう!! という本質についてです。 そこで、もしあなたが、「自分の何か」について「不安を感じる」「緊張感がある」という人であるならば、この本質にもとづいて、「過去のことはいいことも 悪いことも考えない!!」繰り返し、なんべんでも「自分」に言い聞かせて、ふ りかえって「考えること」を中止!! しなければなりません。 「過去のこと」「過ぎたこと」を「考えてもよい場合」というのは三つの例外しかありません。それは「今日何かをおこなう」「明日何かをおこなう」とい う場合に、その「何か」を「うまくやるにはどうすればいいか?」と「考え」て「あのときは失敗したから次はこんなふうにやろう!」とか「あの場面ではうまくいったから、また同じようにやってみよう!」と「考える」のは正しいので す。これは「教訓をいかす」「反省する」「内省する」という非常に知的な思考のしかただから、やってもかまいません。 なぜ「過去のこと」は「いいこと」も「悪いこと」も「考えてはいけないのか ?」という、それは人間は、誰でも「現在」から「明日」に向かって生きているから!! なのです。「過去」に向かって生きているのではありません。だから、どういう理由、目的であっても「過去の自分」について《考える》ということは、《自分の現在の現実》が「見ていても視ていない」という心的な状態に一瞬にし て変わってしまうのです。これは「自分の目の前の現実が分からない!!」という 不安をつくり出す!! ということを意味します。せっかく「今日は張り切ってが んばろう!!」と意欲を燃やして、この意欲をジャマするものは何も無いのに、ふと「過去のイヤ~な自分の姿のイメージ」を考えたばかりに無気力になる!! という体験はあなたにもあるでしょう。「過去のこと」を「考えることの不都合 」とはこういうことなのです。 「不安」 「恐怖」 などの悩みを即効的に解消させるためにすぐ「効果」があらわれる実行の「方法」をお教えします!!  これからお教えすることは、すべて「家の中」で「実行」してください。なぜならば「家の中」は、「家の外」が《社会性の世界》であるのにたいして、《非社会性の世界》といってここは《血縁関係》を土台にした《血縁意識》という「 気持ち中心の世界」だからなのです。「家の中」は「気持ち中心の世界」ですからなにをやっても、なにをやらなくても「自分の勝手」「自分の自由」の世界です。 しかし、「家の外」の《社会性の世界》は、ちようど「本番の舞台」「ステージ」とおんなじで「家の中」で《予習・復習》《一人練習》をやって「自分」 の身につけたこと、能力の水準  表現できる内容  が「あらわされる」のです。「家の中」の《予習・復習》《一人練習》は・・・・「よいこと」も「悪いこと」もそのままそっくり「あらわされる」と正しく理解してください。 そこで「不安」「恐怖」の悩みを即効的に「解消」する「実行の方法」は!! 「ひとりの時」に、タタミやこたつ、ソファの上に「身体」をゴロゴロと 横たえないこと。寝っころがって「身体」を受け身の状態にしないこと。 「ひとりの時」に「身体」をゴロゴロさせて「雑誌」「マンガ」を見ないこと 。「本」も読んではいけません。また「ラジオ」「テレビ」「カセット」を観たり、聴いたりすることも中止してください。 「家の中」で「ラジオ」「テレビ」をつけっぱなしにして聴く、という「 ながら族」は中止しましょう。「聴きながら」「観ながら」食事をする! 家事をする! 仕事をする! 勉強をする! というのが「ながら族」ですから、やめてください。 「家の中」で《休む》ときは、必ず「上半身」を起こして休息すること。「テレビ」「ラジオ」「テープ」を観たり、聴いたりする時は必ず、「上半身」を 起こした状態で、「時間」と「番組」を決めて!! 終わったら必ず、「自分の手」でスイッチを止めること。 「夜」になって「ふとん」「ベット」の中に入って寝る時は、「ラジオ」「テレビ」を観たり聴いたりしながら寝ることは「中止」すること。 「不安」「恐怖」!! が心の中に起こった時!! また「不安」「恐怖」を《解消!!》したい時は、「家の中」で《目》《手》《足》をいっぺんに「働かせる!!」ことを「実行」すること。具体的には、「固形せっけん」を使った「せんたく」 を実行してください。正しいやり方は、指先と手首に力をいれてスピードをあげ て洗ってください。必ず「せんたく板」を使ってください。風呂場の中で「入浴」といっしょに洗う、という「方法」はダメです。また「ぞうきん」を使って「そうじ」 をする!! という「方法」、「ほうき」を使って「そうじ」をする!! という方法も効果的です。