ヤマモトレーシング SPEC-Aフルエキ
サイレンサー アクラポビッチ
バイクに乗り始めた当時は「排気効率の良いマフラーを入れたなら速くなる」と単純にそう思い込んでいましたが
この頃には若かしり日の単純な思い込みなどはなく、軽量化に重点を置いてマフラー交換をしたと思います。
ついでにパワーが上がれば良いかな位でマフラー交換をしました。
中古で手に入れたヤマモトレーシングマフラーのサイレンサー出口部分にはバッフルが取り付けられており
バッフルがなければ周りに迷惑を掛けてしまう音量らしく公道走行ではバッフル装着は必要。
当時の自分が調べた情報ではバッフル装着での排気音は情けない音らしい
それならば、バッフル無しでも音量が抑えられているサイレンサーは無いだろうかと思案しネットで調べると
同じGK76Aに乗られている方のHP内でエキパイはヤマモトレーシング製でサイレンサーのみアクラポビッチに換装されている車両の画像を見つけます。
アクラポビッチサイレンサーは、今回購入したヤマモトサイレンサーよりは
やや大きく容量も在りそうに見える為、音量はバッフル無しの状態でも抑えられそうに思えます
早速、アクラポビッチ楕円チタン新古品を手に入れます
購入時に車種の明記が無かった為,断定は出来ませんがこの時に購入したアクラポビッチサイレンサーはおそらく、GSX-R1100 89-92用と思われます
ヤマモトレーシングサイレンサーと比べアクラポビッチサイレンサーの方が長さがあり太いのが判ります
サイレンサー単体の重さは両方とも 1.8kg でした
ヤマモトサイレンサー差込口内径は50パイ、アクラポビッチサイレンサー内径は52パイなのでこのまま差し込むと隙間が生じてしまいます
そこで厚さ1ミリのガスケット紙をアクラポビッチサイレンサー差込口内周に液体パッキンを塗り込みガスケットを貼り付けて対処
純正エキパイとヤマモトレーシングエキパイとの比較
マフラーバンドはアクラポビッチのカーボンサイレンサーバンドを使用
重量比較
純正エキパイ+サイレンサー
9.7kg
ヤマモトレーシングエキパイ+アクラポビッチサイレンサー
5.0kg
マフラー交換で4.7kgの軽量化
音質
乾いた排気音ではなく、ややこもった感じの低音、耳に付くような高音質ではありません
アイドリング時は割りと静かですが、回転を上げて行くとやはりそれなりの音量になります。
インプレ
ポン付けの状態ではノーマルと比較して低中速トルクがやや細くなりましたが9000rpmあたりからのトルクとパワーは向上しています
しかし”劇的”という程ではありません
全体的な印象は排気デバイスを持たない2ストのような感じですか・・・
と、当時はコメントしていますが今では排気デバイスを持たない2ストのような感じの例えはわかりにくいかと・・・
パワーバンドに入ると唐突にトルクが立ち上がる感じでしょうか
アクセル全開でフル加速した時に若干燃調が薄い印象があったので、
MJ#100からMJ#110に変更してみたけれど違いが判らずMJ#102.5に変更しました
MJ#102.5変更後は、フル加速時にパワーを感じます
燃調の薄い印象はなくなりましたがアクセルを開けてからの反応の悪さが若干気になり
JN段数上から3段目からJN段数上から4段目変更するとアクセル開け初めのボコツキが酷くなり
この後も数段試すもJN段数上から3段目に落ち着く。
マフラー かちあげ
アクラポビッチサイレンサーはオーバル形状で、少しだけ下に長いのですがこのサイレンサー下部の「少しだけ下に長い」為に
山道走行は時々、サーキット走行時では頻繁に、サイレンサー下部が路面に接地していました。
接地する時は、バイクをかなりバンクさせている状態の時であり、この時にサイレンサー下部を路面に接地させてしまうのは非常に危険であると思われます
山梨のミニサーキット走行中にサイレンサーを接地させてしまいその為、トラクションが抜け、リヤタイヤが流れた事がありました
サイレンサーを上げてしまえば良いのでは という事で当時お世話になっていたお店で加工して頂きました。
かちあげ前
かちあげ後
タンデムステップ取り付け穴の位置にサイレンサーバンドが付くようにして
パイプの部分はバーナーで炙り、曲げたそうです