2004年から乗っていた’90 GSX-R400R GK76Aの事などを今更ですが
思い出しながら当時の記録と確認しながらと思っています。

GSX-R400Rの前はDUCATI400F3に乗っていましたがこの車両は奥多摩で転んで廃車にしてしまいました。
その後、ネットオークションで検2年付のGSX-R400Rを購入。状態は良いとはいえず乗ると不具合箇所が出てきます。

・アクセル開け始めの時に起こるグズツキ
・ドライブチェーンが逝っている(要交換)
・ニュートラルに入れずらい
・リヤサスのフワツキが気になる
・ブレーキレバーの遊びが多すぎる


購入した車両にはTOKIKO6ポッドが取り付けられており、これはGSX1300R隼用TOKIKO6ポッドでどうやら無加工ボルトオンで取り付けられるようです

 


 


始動前に跨ってみると「うん、少しハンドルが遠いかな」と感じた程度だったのですが走り出してみると

ひどい・・・前傾が酷過ぎる

以前乗っていたNSR250(DUCATI400F3の前に乗っていました)の比ではなく、ここまでハンドルが低くて遠いと長距離走行は無理 上半身に襲ってくる痛みに耐えての走行になります
しかし、山道に入ると、このキツイポジションに違和感を感じる事などなく
こういう所を走る為のバイクなのだと思いました。

購入当初、困っていたのはアクセル開け始めの時に起こるグズツキとストール
発進時では半クラを上手く当ないとストールするかボコツキまくって前に進みませんでした

GSX-R400R GK76AにはSPというグレードがありました

SPとSTDの違いはクロスミッションの他に空燃比電子制御システム、フロントフォーク&リヤショックに減衰力調整機構が付いているのがSPです。

 

購入した車両はフロントフォークトップにだけ減衰力調整


この当時に購入したGSX-R400RはSPではありません。
しかし後日クロスミッション搭載車であると判明。1速で14000rpmまで引っ張ると120kmまで出るのを確認
当時は???でしたが今思うと前オーナーがエンジンだけSPの物に換装したのでしょう。多分
クロスミッションである故、1速がSTDの2速とほぼ同じ減速比なので
発進時では半クラを上手く当ないとストールするかボコツキまくって前に進ない状態と相まって常に気を使わなければならない事実に若干の憂鬱を感じつつ乗っていたのを記憶しています
しかしクロスミッションは発進は少々(いや非常に・・・)かったるいのですがシフトアップ時は回転落ちが少なくて
ダウン時はショックが少なく、小気味よくアップダウンが可能でした

最初に取り掛かったのは半クラを上手く当ないとストールするかボコツキまくる状態を改善することでした。
サービスマニュアルを購入してキャブレターを分解清掃 しかし状況は変わらず


次はコイルの交換をしました DYNA DCコイル3Ωを購入し交換したのですが当時の自分は何故コイル交換に行き着いたのか自分の事ながら不明 謎です(笑)

 

 

 

 

 


DYNA DCコイルはノーマルのコイルより大きい為、取り付け場所が非常に狭い事もあり苦労して取り付けました
結果は変わらずでグズツキの原因はイグニッションコイルでもなくしかもノーマル品とDYNA DCコイルとの違いも判らずでした。

 


 

次に取り掛かったのは4連 バキュームゲージを使ってのキャブレターの同調です。

最初にパイロットスクリューできっちりと合わせてから同調を行い、ずれたらまた合わせる同調もずれてくるのでまた合わせるこの繰り返し作業がどうやら良い、そうすると少しずつ四発の燃調も合ってくるようです。
と当時の自分は言っています(笑)


結果、グズツキ改善はできませんでしたがアクセルフィーリングは改善されたようです

 
 

同調も取れ、燃調も合った状態と思われたので現状の状態を把握する為、当時、新青梅街道沿いにあったライコランドでパワーチェックを行いました。

 

結果⇒53.2ps トルク3.4kg-m

 

エンジン単体出力に換算するとほぼカタログデーターどうりではないでしょうか。

 

 

次に取り掛かったのはキャブレターインナーパーツ交換

当時はライコランドで部品注文していましたダイヤフラム、スプリング、ニードルジェット、ジェットニードル、フロートバルブアッシの交換。約三時間ほど掛かけキャブレター取り外し、清掃、点検、キャブレター取り付けを行いエンジン始動し調子を見ましたがグズツキは結局改善されず、しかし中開度付近のアクセルに対するツキは格段に良くなりました

パイロットスクリュの戻しは概ね2回転戻しだが一気筒づつ入念に行わなければならない、結構シビアと当時の自分は言っています。

 

最終的にはFCR取り付けまで行き着きますがそのお話はまたの機会に。