ここ2、3年ほど 痛ましい交通事故 としてマスメディアで報道される事件を見ていると、「プリウス が加害車となっている事故が多いなぁ」と漠然と思っていました。同車の販売台数が多いせいとは思いますが、それでも.........。

  多くの場合、事故の流れは 1)駐停車状態から発進する際、プリウスが急発進・急加速し、2)運転者は「ブレーキをかけたが止まらなかった」(と言い)、3)そのまま障害物にぶつかって停止した、という具合。

 この一連の流れの中ではねられた人が亡くなったりケガをしている、という点が深刻です。被害者は何の落ち度もなく、ただそこにいただけで被害を受けるのですから、やりきれません。不条理過ぎです。

 こういう状況を見ると、メーカーのトヨタがいつも「調査の結果、車に異常はありませんでした」旨回答するのが気になります。「ビジネスに忙しいので、いちいち事故の検証などしてられない」ってことはないと思いたいのですが。

 事故調査が直接金儲けにつながらないのは分かります。しかし、それぞれの事故の状況は微妙に条件が異なるのですから、製造メーカーとして、もう少し丁寧な説明があってもいい、と考えます。

 否、すでにメーカーの製造物責任を問う法律もあるのだから、プリウスのユーザーのみならず、一般人も被害者になる可能性があるのですから、トヨタは真摯にプリウス事故の車両検証結果を情報公開すべきですね。

 もうすぐトヨタの株主総会が開催されますが、そこでこの問題がどう扱われるかは今後の同社株価にも影響するでしょうし、一般の人々の関心も高いでしょうから、トヨタには設計面、製造面、運転面の3方向からの検証情報を求めます。(2019/05/18 記述)
イメージ 1