今回は、これです。
図書館で偶然見つけました。
この雑誌は、時々こういう特集をやります。
ただ、今回は古地図ではなく、
なんと浮世絵からの現在の場所なんです。
いろいろ、面白かったのですが、
自分が見た中ではこれが一番
ユーモアたっぷりでした。
坂の途中で、
お侍さんが用を足しています。
これが、現在の湯島付近で、
今もある、妻恋坂から横に延びる、
ごみ坂のようです。
何故、坂の途中にトイレかと言うと、
坂の下には川の流れがあるからみたいです。
この絵もいいですね😃
渓谷になっていますが、
ここはどこかお分かりですか?
これは、自然ではなく、
人工的に出来たものです。
正面の富士山を無視して下さい。
これで、お分かりでしょう
そうです、お茶の水です。
地下鉄が顔を出す、聖橋付近のようです。
現在と位置関係が、変わりませんね。
富士山は方角的に無理があるので、
どうしても、やはり入れたかったのでしょう。
この時代は富士山信仰が流行してましたから。
そして、こちらは九段坂だそうです。
これも、
現在のお堀と位置関係がピッタリです。
そして、これ!
江戸見坂。
昔は、こんな風景だったのでしょう。
自分も、以前紹介しています。
好きな坂の一つですが、こちらです。
僕は、ビルの向こうに品川の海を思い描いたのでしたが、まさに、そのイメージにピッタリでした。
そして、分かったことがあります。
江戸の頃も、
坂は、人々に愛されていたということです。
それだけ、身近だったのでしょう。
そうでなければ、
これだけ浮世絵に描かれません。
さらに、一つ一つに名称などつけません。
とても、面白かったです
この本は、是非手に入れたいと思います