苔テラリウム | ワタシノクラシ ANNEX

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The Tokyoite returned from Kansai to Tokyo.

1週間くらい前の話になりますが、苔テラリウムをつくるワークショップに参加しました。
日本民藝館の帰りにインスタグラムの広告で見かけて、なぜだか迷わず即断で申し込み。翌日参加。

ワークショップの場所は、清澄白河の「リカシツ」の2階にあるTerrariums(FeelTheGarden)というお店でした。最初に苔についての座学がありまして、それがとってもよかった。
苔の説明を聞いていたら、こないだ買ったエアプランツと似ているところが結構あった。
例えば、根は何かにくっつくための機能だけで水や養分を吸収する機能はないってところや、水分は緑の葉の部分で吸収しているってところ。成長がとってもゆっくりってところも同じだなぁ。

この写真は、ずっと前に京都のお寺で撮影したものだけど、よく見ると、苔とわたしの買ったエアプランツ、チランジア イオナンタは形もなんだかよく似ている気がします(大きさは全然違うけど)。


どちらも、なんとなく目にとまって買ってしまったり、参加することにしてみたり。
不思議なお導き。

そのほか座学の話を聞いていて感動したのは、苔がとっても原始的な植物で、一般的な高等植物が環境に合わせて根や葉などを進化させていくことで生き延びてきたのと違って、変化する環境を受容することで自分を変えることなく生きてきたっていう説明です。

自分は自分のままで、環境を受け入れしなやかに瑞々しくうつくしく生きる。
いいなぁ〜そういうの。

テラリウム作りも、箱庭作りのような感覚のようでもあり、湿らせた土にピンセットで黙々と苔をひと株ひと株植え付けていく作業が、なにか瞑想のような気分でもあり。なんとも言えない心地よさがありました(お店の商品の棚に置いて撮影させてくださいました。左一番手前のがわたしの作ったテラリウムです)。

ビンに蓋をしてしばらくはそのままでよく、2〜3週間に1度水をあげてくださいとのこと。
先ほど記したとおり、成長がとってもゆっくりなので、植え替えに忙しいってこともなさそう。

もともと苔は好きで、お寺のお庭なんかで、うつくしさに見惚れることが多かった。

だから、以前から苔玉とか惹かれるものはあったけど、きちんと管理できる自信がなかったので買うことはありませんでした。けど、テラリウムならラクに家で楽しむことができそうです。

それにしても、ここのところなぜか以前の自分に回帰するかのように、植物づいている。
友人から「やっと植物が世話できるココロの余裕ができたんじゃない」とメッセージをもらった。

自覚はないんだけど、もしかしたらそうなのかもしれない。