木更津名木に選ばれている、富士見公園の藤棚。

桜が終り藤の花が垂れ下がると、夏ももうすぐそこだ。

 

 朝刊の一面に空き家900万戸、30年で倍と大きな見出しが載っていた。

総務省が5年に1度調査しているという

多くは独り暮らしの高齢者が亡くなって、空き家になっていることぐらい

我が家の近辺もそうだから頷ける。その内に我が家もだけど。

2023年12月に空家対策特別措置法が改正され、空き家になったら

一刻も早く売却した方がよさそうだ。

 

 だからか、この一年の間に近所の空き家が3軒更地になった。

更地になって何ヶ月も経つが、税金は安くはならない。

他人の土地なのか、買い手が無いのか。

 隣の家も主が亡くなり空き家になって2年経つ。子供達は3人居てそれぞれ

世帯を持っているが、誰が跡を継いだのか草取りにも来ない。

「特定空き家」に指定されると厄介だと知っているのか。

 

 だから子供達が集まる度に、早く買い手を見つけておくと良い

と言っているが、実際目の前で住友不動産のハガキを手にしていると

心穏やかで無い。