「紅紫色の芍薬がこみあげるように咲き誇っていた。」のこみあげる。
「夜のとばりが降りかけていた」のふりかけてとか、第1刷が2023年12月
の所を「2024年の幕開けを待つ夜」と言った書き方。
親という根っこのような枷を失い、身一つとなった私は(空っぽ)という
最良の置き土産をもらった。それを満たすため16人の著名人と対話して
むしろブランクを持つことの豊潤さを教えてもらった、と書いている。
どうゆう意味か分らないが。
樹木希林の娘内田也哉子の『BLANK PAGE』を読んだ。
作詞も手がけるくらいだから、表現が豊かでオシャレだ。
自身の抽象画も次男が描いた挿絵もほっこりした。一気に読めた。
話は変わるが、気になる人がいる。2つ年下の彼女、化粧っけのない
顔に私より深い皺が何本も有り、白髪交じりの長い髪は輪ゴムで一つに束ねている。
腰が幾らか曲がっていて、「おはよう!」と近付いてきたら口の中で入れ歯が
泳いでいた。悲しくなった。