ウオーキングして郵便局に用足しに出掛けると、丁度一万歩になる。
その帰り道、甘い香りがして辺りを見回すと、頑丈な柵の中に
一本のハナモモの木があった。記念樹かも知れない。
通い慣れた道だけど、花が咲かないと気づかないものだ。
でも、桜の花は既に散っているのに、いまハナモモかしらと自信が無くなり
早速スマホで検索するとヤエザクラと出た。間違いないかしら
甘いビーチの匂いなのに。今度お寺さんで聞いてみよう。
香りと言えば、我が家で一つ目の牡丹が咲いた。
蕾を確認してから毎日何度か目線が向く。やっと開花した。
昼過ぎになって切り取り、家の中に生けた。香りを充分楽しむ為に。
養老孟司の「ヒトの壁」
「まる」という飼い猫のお陰で、生死についてあれこれ考えるようになった。
(やっぱり、老人にはペットが必要かな、でも今から飼うには遅すぎるし。)
「まる」の晩年、昼寝の最中にカラスが突っついても一切抵抗をしない
もはや人生を諦めたということで見ているのも辛かったと。
自分は残された日々を精一杯頑張ろうなどと思わず
万事適当に終われば良いと思っていると。
(成るようにしかならないのだ。)