衝動買いしたストラップが届いた。かっちょええ…。細部まですごくよくできてるんだよ。テープもちゃんと回るし。だけど、もったいなくて使えないな、こりゃ。
そういや昔、電車でウォークマンを聴きながら寝てしまい、気づいたら電池切れで回転数が落ちて、ヘッドフォンからお経のような歌がドロドロドロ…と流れていた、なんてことがよくあったなあ。
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マンシェット「眠りなき狙撃者」読了。おおお、すげーな、この人の文章は。研ぎ澄まされた短文で、物語がとてつもない勢いで突き進む。
「それほどひどかったんだ」(レモン入りウォッカを一口飲む)
「ええ」(テリエはすこし眉をしかめている)
という具合にト書き的な文章が挟まれてたり、途中でごく短いフラッシュバックを幾度も繰り返してみたりと、先鋭的な表現が快感だった。フランスの作家にはずいぶん大きな影響を与えたらしい。なるほどなるほど。
さて、次は色川武大のエッセイ「色川武大・阿佐田哲也エッセイズ2 芸能」を読む。落ち目の芸人、才能のない芸人こそに強い愛着を抱く色川の視点で描かれた戦前戦後の芸能史。これが実に面白い。
身内に一人、芸能界に片足を突っ込んでる人がいるけど、外野から見ると何だか妖気が漂う不思議な世界です。
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今日はちょい前にヤフオクで落としたマンガ「気分はグルービー」(佐藤宏之)全13巻を読む。ふとしたきっかけで名門ロックバンド「ピテカントロプス・エレクトス」のメンバーとなった高校生・ケンジの視点から描かれる青春群像劇。高校生のころに一度全巻そろえてたんだけど、散逸してしまい、今回再び入手。
あー、今読んでもおもしろいなあ。演奏シーンもホントに曲が聞えてくるようだし、何気ないエピソードもよく練られている。コマ運びのテンポがすごくいいので、ギャグも何回読み返しても笑えるんだよな。全編にあふれる80年代半ばの空気感も気持ちいいんだけど、今の若い人が読んでも十分面白いはず。
以前、マンガの感想を適当に書き散らしてたら、作者自身がのぞきに来てたことが判明。やべー。これからはもっと真剣に書こう。