なんかかっちょいいスクリーンセーバーが欲しいなと思って、探してみた。

まずはホンダがカーナビサービスのPR用に作ったやつ。

車が残した光の軌跡で日本主要都市の道路網を描く
http://www.forest.impress.co.jp/article/2009/02/26/internavi.html

ぼーっとみてると楽しいです。闇の中に少しずつ日本がかたどられていく。これはキレイ。だけど、マウスを動かすだけでなく、バッテンを押さないと消えないのが玉に瑕。


暑くなってきたので、涼しげなヤツを。

シチズンの公式サイトから。たゆたう水面の描写がいい感じ。
http://realscale.jp/download/screensaver/water/

「9月の雨」。デスクトップがたぷんたぷんです。涼しげ。
http://www.vector.co.jp/soft/win95/amuse/se340852.html?ds




映画「真夏のオリオン」。

終戦直前。もはや連合艦隊を失った日本にとって、最後の切り札である潜水艦イ-77と米駆逐艦との壮絶な戦いを描く。

潜水艦映画の傑作「眼下の敵」を意識したつくりですな。かなりオーソドックスなつくり。
爆雷攻撃で機関が故障→限界深度を超えて沈んでいく潜水艦→駆逐艦のソナー音が不気味に響くなか、我慢合戦……みたいなお約束満載。いやいや、盛り上げるためには、お約束は大事なんです。予算の都合上、視界が狭いという難点はあるけどね。

ただ、どーにも納得のいかないこともある。

なんで登場人物が全員長髪なんだ?潜水艦の中でなら「長期の作戦で髪が伸びた」とも取れるが、陸でも長髪。さらには言葉づかいが全員「でありま す」的な軍隊風ではなく、いわゆるシャバ言葉。そして玉木宏演じる艦長が部下に敬語でしゃべる。なんだ、こりゃ?考え方はいろいろだろうけど、これじゃ” 気分”が全然でないよ。

あと、人間魚雷回天を最後まで使わない、という艦長の決断はいい。いいんだけど、周りが誰も反対しない。搭乗員が不満そうにしてるだけ。もう少し葛藤が必要だろうに。つーか、全員が軍人にみえないんだよな。戦後に民主教育を受けた人みたいだ。



…日本は戦争映画から手を引いた方がいいんじゃないかな。必ず反戦映画にしてしまうから。たぶん「戦争をそんなにかっこよく描いていいのか?」みたいな横やりが入るんだろうなあ。あまりにナイーブすぎる気がするぞ。