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去年の後半から始まった「ちりとてちん」。
これすっかり家族でハマっておりますが、
娘なんぞは毎日笑いながら
楽しみにしてますし、
金曜日あたりのエピソードなんかは
たいていその週のエピソードの最大の盛り上がりで
場合によっちゃぁ夫婦でウルウルしながら
拝見しております、ハイ!

巷ではそんなわけで落語がまたまた
ブームとなっているようですけど、
落語って、どこにでもいる人々の
なんてことのない他愛のない話や
人間ドラマを面白おかしく聞かせてくれる
素敵な芸なんですねぇ。

で「ちりとてちん」はまさに
ドラマ自体が大きな落語のように
登場人物み~んなが、面白くって
なさけなくって、でも一生懸命
生活して、生きている様子がいきいきと
描かれていて、面白いんです。

主人公の若狭こと喜代美ちゃんも
ことあるごとに、泣いたり悩んだり
ジタバタしてるってところは、
朝の連ドラの主人公にはめずらしい、
(だいたいは、芯のあるがんばりやが多い中)
ヘタレな女の子なんだけど、
そんな彼女が一歩一歩成長していくところが
また、いいんですねぇ。

そして、徒然亭のみなさんも素敵で、
最近では四番弟子の四草さんが人気らしい。
たしかに、いままでテレビではあまり
めだった活躍はおめにかかっていなかった
俳優さんですが、この「ちりとて」では
要所要所でのつっこみが
いい味だしてんねん(笑)。
そして、本業は「能」という、
茂山さん演じる小草若も、いいんです。
今日のエピソードでは、もしかして
これから大きく成長してりっぱな落語家に
なってくんじゃぁないかなってお話が
はさまれていて、こういった
細かいエピソードの積み重ねが
このドラマの魅力になってるような気がします。

特に小草若が喜代美の祖父の残した塗り箸を
喜代美のお父さんにみせてもらうところでは、
小草若さん、ちゃぁんと指輪を外して
手にしていました。
そこに、偉大な職人への尊敬の気持ちが
さらっと表現されていて、
ちゃんとしたドラマなんだなぁって
思いましたね。
ちょっと感動しちゃいました。

後、喜代美の弟くんも、
いつも地味~な洋服で決して恰好は良くないんですが、
(むしろダサイ(笑))
彼の突っ込みもこれまたいつも見事で、
で、しっかり者って感じが、いいんですよね。
そして、喜代美のお父さん役の松重さんの
ボソっとした突っ込みも捨てがたい(笑)。
さすが関西のドラマです!

このドラマ。
主人公ばかりを光らせるんじゃなくて、
周りのしっかりした人間作りが
とても魅力的なドラマです。
だから、セリフもひとつひとつが
心に残るものが多い。

ストーリーも後半に入って、
こんごどんなドラマ展開があるんだろうか
楽しみなお話ですが、
とりあえず今週は五木ひろしの
「ふるさと」ですかねぇ…♪
それと、草々さんの「たちぎれ線香」って
落語を通して、無事に喜代美の両親の
仲が元通りになるか、
木、金、土曜日が楽しみです!

※追記
 本文内で、小草若演じる茂山さんの本業を
「能」と記述しましたが、正確には「狂言」です。
 大変失礼しました。
 お詫びしますとともに、訂正いたします。

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