もうすぐ七夕である。
街なかにもいたるところで
短冊でカラフルに彩られた笹を見かけるようになった。
商店街とか、スーパーマーケットとかね。
そんなわけで娘もあちらこちらに
願い事を短冊に書いては笹にくくりつけている。
だいたいご自由におかきくださいって短冊がおいてあるからね♪
今年の娘のお願いごとは・・・
こっそり見た。
「あいどるになりたい」。。。
そうですかぁ、もうそんなことを考えてるんですねぇ、
5歳児なんですけど(笑)。
さて、私といえば、
最近実家の父が入院した。
ちょっと心配な病気である。
そして母の看病生活も心配である。
先日、娘を連れてお見舞いに病院へ。
こころなしか小さくなった父を見舞いながら、
胸が痛くなった。
本当に早くよくなってほしい。。。
病院にも笹がフロアごとに飾ってあった。
短冊には皆「早くよくなるように・・・」と
切ない願いがかすかな冷房の風に揺らいでいる。
もちろん私も短冊に願い事を書いた。
「父が早くよくなりますように」・・・と。
母に聞く。
「父はもう書いたの?」
「とっくに、入院したその日に書いていたわよ」
またちょっと胸が痛んだ。
その母も、何枚目かは知れないがまた、
短冊に書いていた。
夫も書いてくれた。
「早くよくなりますように」。
・・・娘だけはまた
「あいどるになれますように」
きっと七夕様はそれくらいは笑って許してくれるだろう。
「父が早くよくなりますように」
切なる願いである。
