関東は梅雨が明けて、晴天続き。
昼の炎天が肌を焦がす。

猛烈な暑さの日中の散歩は危険が伴う
ままならないのであった。

野良棕櫚を探す散歩は
涼しくなるまで休止かな。

 

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最寄り駅のロータリーから

北東に真っすぐ伸びる道があって、
車道と歩道の間に低い生垣がある。

生垣を何とはなしに見ながら歩いていると・・

棕櫚!

棕櫚!

棕櫚!

沢山の棕櫚が生えているのであった。

生垣に棕櫚・・・面白いね。

推測してみよう。
棕櫚の実が付くのは10月~11月だ。
秋から冬にかけて群れを成すムクドリが

棕櫚の実を食べた後
電線で羽を休めながらうんこを垂れた

結果ではないか。

野良棕櫚は鳥の糞由来で生えることが殆どだろう。

実際、鳥がとまりやすそうな、

フェンス、樹木の下から生えていることが多い。


■こんな感じで野良棕櫚は増えている

 のではなかろうか?

 思索に耽るのが楽しいのであった。

 

私は棕櫚が好きだが、

一方で害樹として伐採されることが多いとも聞く。


■伐採された棕櫚。

 生長点が頭頂のみにあるので切ると死ぬ。

 物悲しい。

■こちらも伐採された株。
 棕櫚の木はお寺の鐘突き棒として使われるという。
 この棕櫚はどこへ行ったものか。

 

かと思えば、わざわざ新築の共同住宅などに

棕櫚を植えるところもある。


■建物の外部に植えられた棕櫚

 新しい建築に稀に棕櫚が在ると変な声が出てしまう。

 これはトウジュロであろうか?

 棕櫚ではなく別のヤシだったら教えて欲しい。

 

散策に棕櫚の異形と出会うと嬉しくなってしまう。
棕櫚が好きなんだ。

そんな棕櫚を育てたいと思って、ワジュロの種を買ってみた。

芽が出るといいが・・(多分出ない)