都内とあるきょうだいの

栄光ゼミナール中学受験記


全く異なる偏差値帯のきょうだい受験記

2024年入試→深海魚シンカイさん振り返り記録

2027年入試→未知数ヨタタニさん受験奮闘記録

※シンカイさん:ゆるり私立中1生 性別非開示

※ヨタタニさん:小4男子 難関コース、今は。

大変恐縮ですがアメンバーさんの承認条件を

儲けています。アメンバー申請前に

メッセージ送信をお願いします。

深海魚を恐る恐る深海に放ったわけです。

中間テスト結果が出るまで

ほんとにほんとに怖かったです。


どんな成績でも本人の自立を

優先すると決意しましたが、

私の心が耐えられるか

自信がありませんでした。


そして今週に入り中間テストが

返却され始めます。


初っ端の理科は平均点と同じ点。

順位は真ん中でした。

理科はよく出来たと言ってたので

他の科目を絶望視していました。


しかし、奇跡が起こります。

数学、国語が平均点以上。

学校上位10%に入りました。


英語は平均、地理は平均以下。


が、浮かれてはいけません。

シンカイさんの学校は

中堅以下校です。

中学生全体でみたら

これまでの成績と大差ないのです。


だけど。

だけど肯定感があります。


自分が数学や国語で上位を取れるなんて!

と、シンカイさんが見せてくれた

表情は忘れません。

初めて見る顔でした。


お友達からすごいねと言われたそうです。

勉強で言われるのは

おそらく生まれて初めてです。


習熟度別クラスでは

1番上のクラスに入れたと張り切っています。


決して偏差値では

自慢できるような学校では

全くありません。

塾によっては偏差値表に

載らない学校です。


だけどシンカイさんが

輝けたらそれでいいじゃない。

それが1番良い学校じゃない。



そう思えて、密かに

涙があふれました。


それはテストが良かったからではなく

シンカイさんの心に宿った

自分は捨てたもんじゃない

自分だってできるんだという

前向きな気持ちを感じたから。


勉強じゃなくてもいい。

勉強でもいい。


これから、少しずつ少しずつ

前向きな気持ちを積み上げて

やがて中学受験の時の劣等感を

逆境に立ち向かい続けた強みとして

昇華してほしいと思います。


今、深海魚のお子さんが

辛い思いをしていても、

いつかその経験は強みに変換できる。

私はそう信じている。


逆境で戦った経験は得難いものだ。


砂の城を築いているように

思えても、見えない地下には

根が生えている。

いつかその根から立派な幹や葉が

育つはず。



私は希望を捨てない。

また同じような思いをしている方にも

希望を捨てないでほしい。