なかなか語れなかった

上の子の中学受験について

少しずつ語ります。


語れなかった理由は

世のブログで語られている中学受験記とは

かけ離れた状況だったから。

そのような状況を

公開するためらいがあったからです。


上の子の状況とは。

日能研に在籍していた4年生から

授業で習得できず、

私が復習のサポートをしますが

それでも習得が難しい状況です。

自走など夢のまた夢。


それでも日能研に入る直前の3年生1月まで

公文をやっていて、

小学6年相当のF教材まで終わらせていました。


しかしその貯金をあっという間に使い果たし

真ん中から下クラスになり、

いつしか後列席常連になっていました。

その頃から上の子は育成テストが怖くて

受けられなくなりました。

さらに吃りやチックが出てしまい

精神的に追い詰められて行きました。


そこで、4年生の年末に日能研を辞めました。

中学受験離脱がよぎりました。

しかし高校受験では英語が加わり、

さらに過酷な状況になる事が

予想されたのと本人が中学受験を

継続したいと強い意志があったので、

別の塾を探しました。



そこで出会ったのが

栄光ゼミナールでした。




最近では、「ゆる受験」という言葉が

流行っています。


が、上の子においては

事情を知らない人から見たら

ゆる受験のようですが、

実際は厳しい受験でした。


「見かけゆる受験」です。


ゆる受験とは

勉強すればできるようなる能力の子が

実力より下の学校を志願する事であり、

もともとゆるい成績の層には

できない贅沢な受験です。


実力より下の学校が

圧倒的に少ないのです。


なぜこうした事情を書こうと思ったのか。

一つは我が家ととても似ている状況の

お父様のブログを拝見して共感したからです。

同時に励まされました。 


もし私と同じ思いをしているご家庭があれば

絶望しないでほしいから。


もう一つの理由は

決してお子さんを否定しないでほしいから。

親として1番辛い事だと思います。

自分の子どもを否定したい親などいません。

だけど子どもを受験という局面から、

認められない状況という辛さ。


下の子の受験勉強を見ていると

まるで違います。

1言えば10わかりサクサク自走していく。

これまでたくさんの育児本や

中学受験ノウハウ本を読みましたが

まったく参考にならない事を理解しました。

子どもによってまるっきり課題や

状況が違うからです。


上の子の受験の時は

ノウハウ本を読むたびに希望を感じ

現実を見て絶望していました。

この繰り返しをしているご家庭に伝えたい。

決してお子さんが劣っているわけではない。

ただ単に十人十色だからだと。


今すぐに本を捨てて

我が子に目を向けてあげてください。



初回につき、

まとまりなく長くなりました。


今後はテーマを絞り

綴ります。