走ることは人生の練習です。

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走る楽しさを忘れずに、人生を楽しく走ろう!

今までのレース備忘録と今年の予定はこちらから→https://ameblo.jp/porcorosso3/entry-12369529832.html

ストレス解消、ダイエット、走った後の爽快感!
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一気にゴールに流れ込むよ!

30kmの給水を摂って、梅丹のエネルギージェルを流し込む。

うん、梅丹はもういいや、自分には合わなかった。。。

 

引き続き、ストーカーランを続けたかったけど、一気に体が重くなる。

両手も痺れてきた。

「あ~あ、来ちゃった。これもうゴール出来ないだろ!」

両手の手のひらを眺めながらそう思った。

肘から先の痺れと全身の倦怠感。

 

その時の自分には「去年散々苦しめられた貧血」としか考えられなかった。

もう、自分にはフルマラソンはもう無理なのか。。。

これが最後のフルマラソン?ハーフなら走れる?

いや、もうフルマラソン走れないなら、ハーフマラソンも走りたくないや

 

ここで何巡目かわからないkillersが切れた。
走るのを止めた。歩きながらスマホを操作した。

指紋認証はエラー、パスワードを入れる。

エラー、それどころか4桁のはずなのに6桁以上入力出来ちゃうんですけど・・・

 

でももう心も折れて、歩いているので冷静にスマホを再起動。

普通に今度はパスワードで認証できた。

YOUTUBEのやる気が出るとかいうテクノミュージックを再生した。

 

ここで思った。

これが人生最後のフルマラソンだ。
北海道マラソンは出ない!というか出ても走れない。

ここから最後までどんなに遅くても走り続けよう。

最後まで諦めなかったという事実だけ作ろう!と

そこからはゆっくりだが脚は止めなかった。

時々、痺れる両手のひらを眺めて、絶望感を味わいながら

耳に入ってくる音楽も特にやる気は湧いてこない。

 

これから俺、なにやろう?
特に趣味ないじゃない。。。。。
体動かしてこれなら、何もできない。

 

そんなマイナスなことばかり考えながら、キロ9分くらいで進んだ。

37km過ぎてから、抜いていくランナーに結構声かけられたなぁ

「最後まで頑張ろう!」
「大丈夫ですか?無理しないで行きましょう!」

「へべれけ、頑張れ!」(Tシャツを見て声をかけてくれたのだろう)
嬉しかったのと同時に悔しかった。

複雑な気持ち

 

ゴールが見えた。

走り続けようと決めてから一度も止まらなかった。

自分の人生最後のマラソンのゴールだと思ってゴールに入った。

 

走り終えてからは両腕の痺れと全身の倦怠感に、吐き気が加わった。

体調は最悪だけど、もう走らないんだと心の整理がついて、ちょっとだけスッキリしてもいた。
 

風呂に入って、家に帰って、妻にどうだったの?と聞かれて「完走したよ」と言った。

でも「もうマラソンは走らないよ。」とは言えなかった。

夜はビール1本と酎ハイ2本で泥のように眠った。

 

次の日、目覚めると両太腿の酷い筋肉痛。

朝食を食べて、いつもの薬を飲む。

コーヒーを飲みながら冷静にレースを振り返ってみた。

 

・・・・・

 

・・・・・・・

 

・・・・・・・・・

 

俺、馬鹿だろう?

治療中の貧血が原因のはずがない!

だってちゃんと薬で補充していて、数値が上がっているのは病院で確認済み

 

練習不足で、しかも最長で20kmくらいしか走ってない。

しかも練習よりもかなり速いペースで走って、それで30kmで潰れるのは当たり前。

というよりも、練習よりも速いペースで1.5倍走れるのなら、練習で28km走れるようになればペースを大きく落とさずに完走できることになるんじゃない。

 

「人生最後のフルマラソン?」「人生最後のマラソンのゴール?」

いやぁ、恥ずかしいから口に出さなくてよかった。(笑)

これぞまさしく、「悲劇のヒロインシンドローム」って奴?(爆)

自分のバカさ加減を再確認して、部屋で一人だったけど赤面しながら(多分)

今回のレースの反省を終えました。


今、ふと思い立って「悲劇のヒロインシンドローム」を検索してみたら

「悲劇のヒロイン症候群」というアイドルグループがいることを知った!

だから何?と聞かれても答えようがないのだけどね。

 

今回の教訓
「悲劇のヒロインシンドローム」には気をつけろ!
口に出したら恥ずかしいぞ~ってことでした。(笑)

 

次は北海道マラソン

サブ4狙うよ!( ・ิω・ิ)キリッ

 

おしまい