キタサンブラックに絡む馬もおらず、超絶楽なレース展開。
あまりにも楽すぎてラップタイムの後ろから2番目で11秒2を出せる程。
キタサンブラックは枠もそうですが、レース展開や、前々走の天皇賞秋の
様に良馬場なら致命傷となる出遅れをしても、不良馬場で内を突けるなど
色々な面で強運を持っていた馬でした。
スワーヴリチャードは、やはり外枠が響きましたね。
能力があるところは見せましたし、来年が楽しみになりました。
◎
O
レインボーライン
スワーヴリチャード
シャケトラ
サトノクラウン
シュヴァルグラン
キタサンブラック
▲
ミッキークイーン
ルージュバック
サトノクロニクル
△
クイーンズリング
サウンズオブアース
ヤマカツエース
~レース後のコメント~
1着 キタサンブラック(武豊騎手)
「最高にうれしいです。悔いのないようにキタサンブラックの走りをすることだけを考えて乗りました。スタートして、今日は迷いなく先手を取りに行きました。最後の直線は、"頑張ってくれ"という思いだけしかありませんでした。勝ててホッとしました。レース後に、キタサンブラックには"ありがとう。ごくろう様"と声をかけました。このような名馬に巡り合えて、騎手として僕も幸せでした。これでいい形で花道が飾れました。今年1年応援していただき、ファンの皆さんの声援が力になりました。ありがとうございました」
(清水久詞調教師)
「今回もしっかりと調整することが出来ました。今日もいつも通り馬房内で落ち着いていましたし、ゲートを出れば、今日のようなハナに行く競馬になると思っていました。ゴールの瞬間は最高に嬉しかったです。成績だけでなく、丈夫な馬で、あらゆる面で優れている馬です。デビューから、良いレース、悔しいレースと3年間いい経験をさせてもらいました。ファンにはいつもファン投票1位に選んでもらい、その期待に応えることが出来ました。今まで声援ありがとうございます」
2着 クイーンズリング(ルメール騎手)
「完璧なレースが出来ました。内枠を生かしてロスなく進められて、3、4番手で折り合いもつきました。距離は少し長かったかもしれませんが、よく頑張ってくれました。それにしてもキタサンブラックは強いです」
3着 シュヴァルグラン(ボウマン騎手)
「今日は折り合いをつけることとリラックスすることをテーマに乗り、うまく乗ることが出来ました。ただ、中山は東京よりもカーブが急なためコーナーがぎこちなかったです。そのため徐々に番手を上げて行く競馬を出来なかったことが痛かったです。また、直線でも外から来られて少し減速しました。それでももう1度伸びてくれたところがこの馬のすごいところです。距離はまったく問題ないので、来年は天皇賞・春あたりも走ったら面白そうです」
4着 スワーヴリチャード(M.デムーロ騎手)
「途中まで上手に走っていましたし、手前も替えていたのですが、直線でモタれてしまいました。今日はスタートもあまり上手には出られませんでした。まだ3歳で馬も若いですから、これから成長していってくれればと思います」
5着 ルージュバック(北村宏騎手)
「ゲートを蹴っていました。トップスタートというわけには行かなかったですね。ペースは上がらないと思いましたが、終いの一瞬の脚を生かそうと考えて行きました。坂下では勝ち馬以外には届くのではと思うくらいでしたし、よく頑張っています」
6着 シャケトラ(福永騎手)
「流れが遅い中、2番手でリズム良く運ぶことが出来ました。4コーナーでキタサンブラックに並びかけた時には、雰囲気も良く、これならと思いました。そこでグーッとハミを噛んでいたのが緩んでしまい、もう一つ伸びてくれませんでした。もっとやれると思うのですが...」
13着 サトノクラウン(ムーア騎手)
「今日はペースが遅すぎました。その点だけです。最後は苦しくなってしまいました」