老人と孫老人と孫が散歩している。何を喋るでもなく何を見るでもなく。時間が過ぎるのを惜しむようにゆっくりと歩く。繋がれた手だけはいつまでも力強い。後ろを歩いていた僕は世界の終わりかという程に怒り狂っていたので、粉々に砕いたクッキーを老人に投げつけ、盗んだバイクで孫を家まで送った。