昨日の夜中にカイトが口から出血しました。だらだらと血が流れました。初めは口からよだれが出ているのかと思うほどでした。でもカイトはよだれを普段垂らしません。美味しいものを見ても全く垂らさない子なのでなんだろうと思い見てみると真っ赤な液体がダラダラと流れていました。

手が震えるほど怖くなってすぐ先生に連絡しました。するとしばらく止血して止まれば緊急性はないと言われ止血すると止まりました。
しかしティシュ5枚鮮血で染まるほど出血しました。
歯茎からです。
その夜は眠れませんでしたが横になってとりあえず目はつむりましたが全く眠れませんでした。

次の日の朝、つまり今日の朝、病院へ行ってきました。その時は出血は止まっていましたがカイトは「エプリス」「過形成」と言う病気です。これは腎臓の病気とはまた違う病気です。

歯肉が盛り上がり歯を覆いかぶせてしまう病気です。発症の原因は歯肉を必要以上に刺激して菌が入りそれにより盛り上がってくるそうです。
数年前まで無麻酔歯科にて歯垢を除去してもらっていました。それが原因です。。そこから大量に出血してしまったんです。

ここからは個々の意見もあると思いますので、こういう話もあるという一部の話として聞いていただけると幸いです。

昨今、無麻酔歯科は獣医師会では大変な問題になっているそうです。私のお世話になっている獣医師は、日本獣医師会のトップの方なのですが、今日お話を聞いて本当にビックリしました。

まず、無麻酔歯科は獣医師会のグレーゾーンで金儲けのために参入している一般人が増え続けているということ。。無麻酔歯科は先生ではありません。。つまり獣医師の免許を持っていません。普通の人です。例えば私でもいいわけです、、。その人が知識もない中、口の粘膜を刺激し、傷つけ、過形成と言う病気を発症させる、、、。
過形成になると、歯肉に炎症を起こさせ歯をグラグラにさせ最後は歯を失います。、、

そして結局は麻酔なしでは歯垢は取りきれないそうです。なのに歯肉を傷付けながら歯周ポケットをほじくるから傷付き、炎症を起こす。。
いったん綺麗になったようには見えるがそこには恐ろしい結果が待っています。

そして金額は先生のところで麻酔をして歯石を取るよりも無麻酔歯科の方が遥かに高くて先生もびっくりしていました。

確かに無麻酔歯科の方は、あんなに若いのにウン千万円の外車に乗っていました。
そして麻酔をしないから体に優しいと謳っているのでそれを信じた飼い主はこぞって無麻酔歯科に通うわけです。私もそうでした。
実際、私が通っていた千葉市の無麻酔歯科は予約でいっぱいです。そのため施術を受ける場合はキャンセル待ちしかないのです。


しかし医師でもないのにこのようなグレーゾーンの危険な行為は許されないということで、現在は国会議員と県議会議員に働きかけ、無麻酔歯科の撤廃、排除を働きかけているそうです。
歯科専門の獣医師も無麻酔歯科は絶対に良くない、ただのお金儲けだと言っていると、先生はおっしゃっていました。

ただ、日本は犬猫に対する法律上の地位が低く、なかなか取り締まるには時間がかかるそうです。

安心安全を謳っている無麻酔歯科。。
私も安心して信頼して数年前まで通っていました。
しかし過形成になってしまいました。海斗には本当に申し訳ないです。

今日は止血剤と抗菌薬、胃薬を処方されました。
今のところ出血はなく止まっています。

もしワンコのためと思って無麻酔歯科にワンコを通わせている方。。
考え方はいろいろあると思いますが私が信頼していている、やっと辿り着けた日本獣医師会のトップがこのように否定されています。

私は2度と無麻酔歯科には行きません。
本当に後悔しています。