3.11  


色々考える日です。。8年前のあの日は母も生きていて一緒に避難しました。でも今はいません。なので思い出したくない日。

しかしこういう日ではないと福島県、岩手県今が分からないので一日中ニュースを見ていました。

復興は進みつつも、復興の誤算というものがあり、事業計画を見直さざるを得ないという事。

大規模な防潮堤を整備し、山を切り崩し高台の造成地をゼロから作る。この巨大な復興事業には陸前高田市だけで1,900億円が投資されたとの事。そして2年計画が伸び2020年が完成目処だそうです。

そして本来住宅が立ち並ぶはずだった嵩上げした土地は空き地になっています。6割以上が空き地です。
やはり長い年月が経ちすぎたという事なんですよね。
待ち疲れた。。そう言う声がありました。また高台に建てても誰も知っている人が居ないからここには建てないと言う声もありました。

8年、、長過ぎますよね。。全ての人が若いわけでは無く70代、80代の住民にとっては長過ぎると思います。

今はまだ土の綺麗な空き地ですが、時間が経てば草だらけの空き地になってしまいますよね、、。

そして陸前高田市の市長選はたった5票差という事も知りました。現職の市長が再選しました。住民の半数の方が現市長に不満があると言う事も驚きですし、国の計画はどうなっているのでしょうか。。
復興計画は前例を見ないあまりにも巨大な復興計画のため、多くの時間を費やし、止めたくても止められない状況となりこれだけの誤算が出たと、、。残されたのは広大な空き地。。人が戻らないと復興とはいえないですよね、、高齢化が進む中、そして時間が掛かりすぎた中、この巨大計画は必要なかったと私も感じました。

私の知人も被災し、自宅を失いましたが8年計画は長過ぎると3年ほど前に他県に家を再建しました。
もう戻らないと話しています。待てても5年だと話していました。私も自分が待てる年月を考えましたがやはり5年が限度だと感じました。

国の計画と住民の気持ちが逆方向な事に、国は気付いているのでしょうか、、。

テレ朝の男性アナウンサーは「住民も待っているだけじゃ無くて自分で動かないといけない」と言っていましたがそれは酷いと思いました。動きたくても動けない、伝えたくたも伝わらない、お金が無ければ何もできないのに。東京で何不自由なく幸せに暮らしているからそんなことが言えるんだなと、、。

私も岩手県や福島県の方々の辛い気持ちを全てわかるわけではないので自分が思う事しか書けませんが、今後どうなっていくのか、どうしたら良いのか、自分の身に置き換えて感じて、そして考えていきたいと思いました。