自選短歌 一 | ポップス小僧辰五郎のこころのeye

ポップス小僧辰五郎のこころのeye

スティーヴィー・ワンダーが好きです。心の愛はこころのeye。音楽や植物に関心。

新橋の駅前ビルは阿弥陀くじ寒暖計が取り外された

四つ目の病になって土曜日に医院を回りきれなくなった

詞の意味と食い違っても洋楽の日本語題が面白かった

十時迄働き酒を呑み終電二時に眠って六時に起きる

けし坊主侮るなかれ万の種ナガミノヒナゲシ都市を制覇す

タイマーで午後八時に鳴るラジオ無人の部屋を賑やかにする

引き籠もり男のPCキイの側面は白い孤独が降り積もっている

引き籠もり男の口の傷跡は鏡の中で十歳のまま

頑なに茶碗の縁で卵割る父の味です卵かけご飯

昭和しか知らぬ父には還暦も老後もなくて戦があった