Waldbuehne

Waldbuehne(ヴァルドビューネ)という野外コンサート場で

行われる、ベルリンフィル恒例の夏のコンサートに行ってきました。


夏のコンサートと言っても、夜は一桁まで冷え込むことが

あるここ最近のベルリン、しかも森の中とあって

私はダウンコートの上にレインコート、足元は靴下2枚重ねに

長ぐつという重装備(+ホッカイロ)。観客のなかでも1番

厚着をしていたと思われます・・・。


Waldbuhne

演奏開始前に、観客がウェーブを始まると

ベルリンフィルのメンバーもウェーブに加わって、会場は

盛り上がり、演奏への期待が高まりました。


今年はベネズエラ出身の弱冠27歳のGustavo Dudamel という

指揮、Ana Maria Martinez というソプラノ歌手を迎え、

「夜のリズム」というテーマで南米やスペインの作曲家の曲が

演奏されました。指揮者は、若くして素晴らしい才能と注目

される人物らしいです。


Waldbuehne

ラテンなテーマにふさわしく、演奏はゴージャスで緊張感

たっぷりの盛り上がりが続きました!


Waldbuhne

初めて観たヴァルドビューネでのコンサートの素晴らしさには

感動モノでした。始まる前には、持参したサンドイッチやワイン、

ビールなどでピクニックを楽しみ、日が暮れるとキャンドルを

灯したり、花火を持ちながら演奏を聴いたり。一番前の芝生では

シートを敷いて寝転がりながら観ている人までいます。


いつも最後に演奏される定番のBerlinerluft(ベルリーナールフト)

が演奏されると、観客はピュー、ピューと曲に合わせて口笛を

吹いて、会場全体に音楽を通して一体感が生まれ感動的。


2万人を超す観客に囲まれながら、リラックス気分で

聴くクラッシックコンサートは最高のひと時となりました。


Waldbuhne


写真では分かりにくいかと思いますが、上から下まではものすごく

急こう配です。トイレや食べ物を買いに、階段を上り下りしている

うちに足がガクガクしてしまいました。


音楽を楽しむには最適なシチュエーションなので、ここでのロック

コンサートにもいつか行ってみたいなと思います。