「CVポートとのこれから」
抗がん剤(R-CHOP療法)を行うために、CVポートと呼ばれる医療器具を体に埋め込む手術をする必要があるという説明を受け、先生から小冊子を渡されました。
点滴といえば、通常は腕に注射しますが、CVポートがあれば、埋め込んだところに専用の針を刺すことで、薬剤を中心静脈と呼ばれる太い静脈内に確実に注入することのできます。
ということは、何度も腕に注射を刺しなおされずに済むんです。
…ですが、ポートに何度も刺しなおされる事もあります!(おいおーい!)
それならわざわざ手術までして体の中に医療器具埋め込む必要ないんじゃないの?
と思われるかもしれませんが、CVポートは抗がん剤治療をするうえで、なくてはならない存在なのです。
一番大きな理由は、腕の血管へのダメージを守るためです!
抗がん剤は非常に強力なため、血管に直接投与されると血管痛を伴ったり、損傷する危険があります。
メリットと手術をしない場合のデメリットを理解し、手術を受けることに同意。
頭では理解できたけど、気持ちはぜんぜん追いついていきません。
「はぁ…また手術かあ~。治療を受けるためにはポートは必須だということも分かったし、やるしかないなぁ」
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