手術前夜の不安と恐怖。そして手術へ…
手術の内容ですが、心臓の外側の袋に穴をあけてそこから水を逃がすというものです。
心臓に水、胸腺がん、麻酔、手術、などのワード検索に夢中になってネットから情報を収集する私。
前日の夜は恐怖と不安に押しつぶされそうでなかなか寝付けませんでした。
手術当日の朝、必要なものを再度確認します。
・前開きのできる肌着
・手術後の着替え
・タオル など。
看護師さんが持ってきたバスローブのようなパジャマに着替えて準備を整えました。
時間になると、看護師さんが車椅子を持って登場。
なぜか車椅子に乗せられ、看護師さんにゆっくり押されながら手術室へ向かいます。
手術室に行く前に別室で麻酔についての説明を受け、同意書にサインしました。
再び車椅子で移動した先は、手術専用のエリア。
そのエリアは白くてまぶしく、ドラマのような光景に感じました。
看護師さんがIDカードを読み込ませ、自動ドアが開きます。
ここで手術が始まるんだ、と私の緊張も一気に高まります。
・・・。
あんなに怖かったのに、手術前後の記憶がありません。
数時間にわたる大手術でしたが、麻酔がすぐ効いたため気が付いたら終わってました。
目が覚めたら全身管だらけ状態。
鼻には酸素ボンベ、両腕には点滴。
尿道にはチューブ。全身には心電図のセンサーがついてました。
なっ、なんじゃこりゃー!
この瞬間、自分がどれだけ大変な手術を受けたのかを実感しました。