その日は、音もなく突然訪れました…。
晩ごはんの味噌汁を飲んでたら突然、ガリッ!!と、アサリの砂利を噛んだような異音
でもその日の味噌汁にアサリは入ってないし、柔らかい具材しか入ってないのに何故…!?
すぐにピンときました 抜歯をずっと保留にしていた右上奥歯が崩壊したのです
ガリッと言った残骸を吐き出してみると、銀歯のクラウンが根こそぎ取れていました
この右上奥歯7番は、7年前(2016年)に「もう神経抜かないと無理」と言われ、根管治療が完了済。
神経を抜くまで重症の歯が初めてで、当時も結構ショックでした
当時それなりに評判の良い歯科を探したつもりでしたが、拡大鏡やマイクロスコープ、ラバーダムは使われず
その後、抜歯するしかなくなった経緯ですが、5年は持ち堪えたものの、その辺りからレントゲンで「歯の奥に膿が溜まっている。クラウン下の自歯にも亀裂が入っている。膿は放置しておくと範囲が広がって周辺の骨が溶ける恐れもある」と言われるようになってきたのです
いったん抜歯して奥の膿の治療をした後、また歯を埋める?治療もあるそうですが、この歯は既に大きなひびが入ってて抜歯の際に粉砕する可能性が高いし修復不可能なので完全に抜歯しかないとの事抜歯は親知らず以外した事がなく、親にもらった体の一部を失う事に抵抗があって、ずっと抜歯せず粘っていたのです…。
私は、物心ついた頃から1日も歯磨きせず寝た記憶もないし、歯を大切にしてきたつもりなのですが、子供の頃から虫歯が多く、大学生~20代は特に気をつけてたのに重症な虫歯ラッシュでした
歯磨きは朝昼晩、糸ようじも必ず使うし、間食や甘いものもそんなに食べないのですが
看過できない虫歯ができるたび歯科に駆け込み、親からもらったかけがえのない大切な歯が削られ、その度に必死で原因・対策を調べて一層入念に歯磨きも頑張るのですが、またか!?という事の繰り返しでした
小学校・中学校ずっとフル矯正していて歯磨きで汚れが落としづらかったのもあると思うけど、私の虫歯の一番の原因は幼少期の親からのチューチュー攻撃だったと思っています
今でこそ、子供に口づけしたり顔周りのキスや、食器の共有がNGというのは常識になってきたけど、当時の母はそんなの知らなかったとの事
母いわく「だって可愛かったんだもーん!」との事(笑)
今ではこんなんになってしまいましたが、小さい頃は私も親にとっては天使だったのでしょう(笑)
私がいつか子供を授かる事が出来たら、絶対に周りのじじばばのチュウチュウ攻撃から死守したいと思います
で、崩壊した奥歯ですが、跡地はクレーターみたいになっていて少し流血している…
しかもよりによって、かかりつけは翌日が休診日
歯科って予約も取りづらいし、かといって他の歯科でちょっとクリーニングしただけで重複受診とか言われて自費診療扱いにされるし、困ったものです
結局、患部むき出しのクレーターのまま何日も過ごすのはキツイので、開いている歯科に駆け込んで仮詰めの応急処置してもらいました。
かかりつけ医は最近分院に行って不在の日もあるので、ちゃんとルール通りに通院してたらクレーターのまま数週間は放置プレイだったと思います
重複受診を認めないのは患者の歯と治療の質を守るためだと思うけど、こんな風に急患に対応できてない実情があるので、厚労省や歯科業界には改善お願いしたいです…
私は歯科恐怖があり根管治療や抜歯を意識がある状態で受けるのは無理なので、静脈鎮静してもらえる大学病院への紹介状を書いてもらいました。それ受け取るまで既に2週間かかってる(笑)
で、大学病院の口腔外科も予約がいっぱいで、初診は1か月半先となりました
体調が順調なら、初診の頃もう移植終わっとるがな
大学病院では初診時は診察だけで、その次1か月~数か月後に担当医が決まってレントゲン撮って、治療開始はさらにその1か月先~とかの果てしないスケジュールだったと思います
彼が麻酔専門医でもあるので相談しようと思うし、歯科の先生にも不妊治療スケジュールを相談するのですが、安定期以降も治療はストレスだし生まれるまでしたくないと思います…。
そもそも私に赤ちゃんは本当に来てくれるんか?もしかすると、すべて杞憂かもしれん
こんな事ならさっさと抜歯しとけば良かった…
でも、妊活中はいつだって「授かっちゃったら!?」と淡い期待を持ってしまい積極的に治療する気になれなかったんだよなでも、生まれてからも通院は大変だな
抜歯する歯の相方になる右下奥歯7番も根管治療済で、下の歯は銀歯だと目立つからセラミックのクラウンにしたのですが、右上を抜歯するともう右下も用無しになってしまいます
セラミックのクラウン高すぎて当時彼に治療代も助けてもらった大事な歯なのに、相方なくなって意味のない歯になってしまう
移植周期を間近に控えた最悪のタイミングで歯が崩壊なんて呪われとる…
やっぱり神様がいるとすれば、絶対私に赤ちゃんを抱かせないマンだろと思いました
長すぎる雑記をお読み頂きありがとうございます
歯科関係の読んだ本たち