どなたかのアメブロで紹介されていて、私も読んでみたくて図書館で借りてきました
採卵され離れ離れになった卵ちゃん達がどんな世界へ旅に出ていくのか、気になっていた未知の世界を少し知れました
自らも不妊治療の当事者だったジャーナリストさんによる培養士さん達についての本
今と違って凍結保存の技術が進んでなかった時代、せっかく育てて採れた貴重な卵を廃棄するか全て戻すしかなくて、多胎の場合には減胎手術が行われていたというのは、今では信じがたい悲しい歴史で耳を疑いました
当事者が経験する痛切なシーンの描写に思わず涙溢れてしまう部分もありました
残念な結果のとき悲しい思いをしてるのは自分だけじゃなく、関わってくれた培養士さん達も同じ思いなのだと知りました
私達の切実な願いのために、こんな繊細で気の遠くなるミクロの作業…
この本に出会えて良かった
培養士さん、大切に厳重に扱ってくださって本当にありがとうございます
『エンブリオロジスト』を図書館に借りに行ったら、その周辺の医学書コーナーに気になる本も見つけました