前院の医師への不信感がMAXになり転院して、あっという間に2度目の採卵周期に入りました。
年始の初めての採卵周期からもう数か月経ち季節もすっかり変わったのに、お薬が強すぎたのかずっと月経が乱れてました
色々と準備がまだの中、今回は育ちそうな卵が3つ見えるとの事。
これは卵の在庫が少なすぎる低AMHの私にしては御の字です。
次周期はどうなるか分からない。残されている時間の猶予もない。
先生と満場一致で今回の子たちを育ててみようとなりました。
前回でガチ自己注射にも慣れたので、ペン型より値段の安いガチ注射タイプのお薬を希望しました。
でも、HMG製剤が慢性的な在庫不足で入荷しないそうで、値段が倍するゴナールしか選択肢がないと言われました
不妊治療に使われるお薬のメーカー事情で製造が中止になって再開の目途が立たない品薄状態が長らく続く中、昨年4月からの不妊治療の保険適用拡大によって受診する患者さんが急増したり、卵子凍結も人気になり始めたりで需要が急拡大し、コロナやウクライナ侵攻による流通網の停滞も追い打ちをかけて、卵を育てるお薬、移植後の子宮環境を整えサポートするお薬…一連の必要なお薬が何種類も全然入荷しなくなってます
メーカー都合の製造中止は仕方ないにせよ、保険適用拡大後の需給バランスについて日本産科婦人科学会は考えてくれなかったのかな
あるいは製薬会社も制度改正に意見挟んでくれなかったのかな
産みたくない人はその意思、産まない選択を尊重されるべきだと思います。
でも、産みたくても社会的・身体的に諦めるしかない人達、声なき声が実は多数あることがずっとなおざりにされてきたと思います
国や社会が女性の労働力も積極的に活用してきたし、義務教育でも生殖年齢や体質の個人差、女性が自ら望むライフプランを選ぶために必要な知識を学ぶ機会がなかったと思います。
だから不妊はスギ花粉とかみたいな社会問題だと思うけど、長らく個人が経済的・身体的に大きな負担を強いられる状況が続いていると思います
体外受精は成功すれば「やって良かったね!」と言ってもらえて美談になるけど、悲しい結果だと「そんな確実に保証ないギャンブルにお金注ぎ込んで、そこまでして子供が欲しいか?」
とか言われたりします
普段ギャンブルなんて無縁の人生を歩んできたのに、博打と分かっていてもその可能性に賭けるしかなくて、でもやっぱり陰性だったりして、本当に辛い…
失ってるのは何十万もするお金だけじゃない。
元々生きられなかった子かもしれないけど、現れてくれた小さな命の萌芽も、その現実は心無いことを言う人ではなく私自身がすべて受け止めてます
だから追い打ちをかける風に言うのはやめて…と思うけど、人はやっぱり自分の観点から言葉を紡ぐしかないから、私も意図せず誰かを傷つけてるかもしれない。
初期胚まで育てるか、胚盤胞までチャレンジするか、培養について決めておくように先生に宿題を出されています。結論が出せない…。先生にも答えの分からない問題を患者自身で決めなきゃいけない。
胚盤胞のほうが良いのは分かってるけど、一般的に40%の子しかそこまでたどり着けない。
採卵数が多ければ全員胚盤胞にチャレンジ出来るけど、数少ない卵の中から未熟卵、変性卵、、染色体異常など間引かれていくハードルがいくつもある
かといって初期胚までで培養を止めても、その子はもしかしたら移植しても育てなくて流産してしまう子かもしれない。悩ましい…。
良かれと分かっていても胚盤胞まで5日間も預けっぱなしは気持ち的にも早くお迎えに行ってあげたくなってそわそわします。
可愛い子には旅をさせな…。
今周期、Day3で3つ見えてた卵は、Day10で2個に。
先生にも、初期胚or胚盤胞まで培養か迷っている事を相談したところ、
「移植が目的なのか、妊娠という結果を出したいのかによる。
妊娠したいなら胚盤胞がおすすめ、初期胚は胚盤胞まで育たないものも混ざってるので。
今まで初期胚までしかやった事ないなら一度チャレンジするのも良いのでは?」との事。
自費か保険かによっても経済面から判断が分かれると思うけど、皆さんのブログ拝読してると、1~3個とかしか採れなくても胚盤胞まで培養されてる方が結構いる
私も今回1、2個しか採卵できなくても胚盤胞でお願いする方向に気持ちが傾いてます
自己注射も平気だけど、彼にもお注射打ってもらいました
色々と理解してくれて、寄り添って、支えてくれて、本当に気持ちが救われてます
有難いし、とても感謝してます
母の日ギフト・ふるさと納税
我が家では、いつも母の日・父の日や親の誕生日にふるさと納税の返礼品を実家に贈っています
今年もそろそろ母の日。いくらを発注しておきました