この日、ライブの1曲目「Turn Me On」を演奏した後、
yasakaはライブを見に来てくれたお客さんにこう言った。

「実は、ここ浜松のエスケリータ68のライブは今回だけでなく、
 次は10月、そして12月は
 クリスマス・イヴにライブが決まっています。
 だから、できる事なら、今日ここに来てくれたお客さんには
 今夜だけでなく、この次も、そしてその次も見に来てほしい。
 そのためにpop popはこの3回のライブのセットリストを
 全曲差し替えてお送りします!」

ー3回のライブのセットリストを全曲差し替えるー
仮に1回のライブで2ステージ18曲を演奏した場合、3回のライブで演奏される曲数は54曲になる。しかも8月のライブで演奏された曲をここエスケリータ68で再び聞けるのは来年以降まで待たねばならないのだ。突然のこの公約?に浜松のお客さんは驚き、そして喜びに沸いた。

「今回は夏編です」とyasakaが口にしたこの日のセットリストには「タイトルがずばり“夏”とという意味なので」と演奏された“L'ete”の他、アンコールを含め19曲が演奏された。これら全ての曲がこの浜松「エスケリータ68」で演奏される事はもう今年はないのである。pop popのライブにおいて定番のクライマックスナンバーと言える“What's going on”でさえ、yasakaからの公約?によってここでは今年いっぱい封印されてしまう事になった。

エスケリータ68に訪れた人々は皆、pop popの演奏に大きな拍手と歓声を送り、ライブが終わる頃にはすでに次回の10月のライブを心待ちにしてしまうほどpop popの事を気に入ってくれた。真夏の暑さ以上に熱かった浜松のお客さんとの出会いはpop popの二人にとって最高の夏の思い出のひとつになった。

ライブでの興奮を海から来る夜風でさましながら、
二人は名古屋へと車を走らせた。

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-1stage-
1. Turn Me On
2. In My Life
3. L'ete
4. We've Only Just Begun
5. California
6. God Only Knows
7. Just the two of us
8. Loving you forever
9. Kiss Of Life

-2stage-
1. Desperado
2. After the gold rush
3. Jackson
4. Beast Of Burden
5. Life is a carnival
6. Big Yellow Taxi
7. I Got a Woman
8. Wonderful world
9. What's going on

-encore-
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