特撮レビュー【仮面ライダー龍騎】 | ぽっぽの何となく日記

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中途半端なオタクである私、ぽっぽが何気ない日常や遊戯王カードゲームやジャンプ感想や特撮もの等、オタクっぽいこと語りまくるブログです。お付き合い頂ければ私は幸せ。

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戦わなければ、生き残れない!!

 

 

前回の記事タイトルの元ネタ(笑) てなわけで、平成ライダー3作目の龍騎観終わりましたー。 前のアギトから2週間か・・・・・・自分でも驚きのハイペースだ。 というのも、元々龍騎は平成ライダーでもトップレベルで好きな作品なんですよね。 たぶん、3周目くらいになるかな。 高校時代に、演劇部の友達が全ライダーの変身ポーズ覚えたとか、バカやってたなぁ。 そんな訳で、好きな作品ということもあり、一気に見ちゃった。

 

上の『戦わなければ生き残れない』が作品テーマなので、内容は『13人のライダーによる、カードデッキを使ったバトルロワイアル』ですな。 これまでのクウガ、アギトとはまた別路線だけど、アギトの時には成り行き位でしかなかった『ライダーバトル』を話の主軸に据えたのは当時にしては画期的だったと思う。 本当に救いようのない悪意だけのライダーとか、多分龍騎が初めて。 そして、13人も出してるのに、捨てライダーが一人もいないの本当すごい。 出番が少ない奴でも、印象深いシーンが多いので、これだけ数が居ても、全キャラ覚えてられるって、何気に凄い。

 

まぁカードバトルとして面白いかって言われるとアレなんですが、そうは言ってもあの『ファイナルベント』の音声はやっぱカッコいいよね。 喋るベルトの元祖かな? さっきはああ言いましたが、単にファイナルベントだけじゃなく、各ライダー個性的なカード持ってたりして、何気に戦術にクセがあったりもするんだけどね。 その辺は各ライダーの解説の時にでも。

 

何気にループ物。 そもそも、このライダーバトルは『ミラーワールド』という鏡の中の世界で戦うもので、その中にはミラーモンスターがいて、主食が人間。 鏡の中に民間人を引きずり込んで捕食する感じか。 で、今作のライダーはそんなミラーモンスターと契約をして、その力を使って戦う。 でも、これはバディ物じゃなくて、あくまで契約。 ミラーモンスターは人間よりもモンスターのが美味いので、ライダーと契約して、倒したモンスターモグモグ出来れば、そっちの方がありがたいって感じ。 WINWINの関係だね!! で、ライダーは契約モンスターに餌上げないといけないから、モンスターも戦いつつ、ライダー同士で殺し合いをする。 ゲームマスターがいて、勝ち残ったライダーには何でも願いが叶えられるとのこと。 実のとこ、このゲームマスターの狙いは、最終的に自分が優勝して、ヒロインである妹に『本当の命』を与えること。 ヒロインはミラーワールドの生みの親で、既に本人は死んでて、今はミラーモンスターと入れ替わってる状態。 それも20歳の誕生日までしか持たないので、それまでにライダーバトルを制して、永遠の命を手に入れるってのが目的。 これを当のヒロインが知らないってのが、また色々と鬱い展開になっていくんですが。 

 

 

ここからは各ライダーの感想。 疑似ライダー含めて14人いるからね!! かなりの量だね!! 

 

 

【龍騎】

 

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中の人は新米記者。 何気に平成ライダーで職業持ちって珍しい(笑) 一言でまとめると『底抜けにお人好しのバカ』。 ライダーバトルへの参加も巻き込まれた形だし、本編ずっと迷いっぱなし。 ただ『上手く言えないけど、ライダー同士で戦うって何か間違ってる』って戦いを止めようとする姿勢は、それはそれでヒーローだったと思う。 単なる不殺主人公ではなく、『戦わないことでのデメリット(そもその願いが健康な体だったり、恋人の命だったり)を周りから指摘され、自身もそれを重く受け止めて、思い悩んで、それでも戦いを止めたい』って考えになってるから、好感が持てるのかな。

 

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契約モンスターはドラゴン(ドラグレッター)。 契約モンスターがチート級に強いので、何気に主人公なのに最初からハイスペック。 持ってるカードもソードベント、ガードベント、ストライクベント、ファイナルベントと、バランス良く手堅く揃ってる感じ。 ただ、いかんせん本人が戦い止めたがってるので、結構やられること多い。 

 

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サバイブ(強化カード)使っての強化。 あまりに戦闘に否定的なので、ゲームマスターから『強い力持ったら戦いたくなるやろ』的な意図でパワーアップカードGET(笑) 結局、最後まで戦い止める方向に動いてたから、ゲームマスターの意図には外れてたんだけどね。 

 

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最終回1話前の主人公(左)。 女の子を助けるために、生身の状態で敵の攻撃が背中にスサリ。 その後、変身して敵モンスターを全滅させてからの、この絶命である。 ええ、リアルタイム視聴時の俺も『そうは言っても特撮やし、最終回には蘇ってハッピーエンドやろ。』と思ってましたさ。 まさか、そのままお亡くなりになるとは思わなんだ。 

 

 

 

【ナイト】

 

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ライバルポジと見せかけて、実質主人公。 龍騎が最初に出会ったライダーで、事ある毎に衝突。 そんな甘い考えでライダーの戦いは生き残れないと突っぱねる。 ただ、実のところ中身は龍騎と似たり寄ったりの甘ちゃんなので、敵にトドメさせなかったりする。 恋人がモンスターに襲われて植物状態なので、それを助けるために参加。 無理してるんだなーって感じ。

 

 

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契約モンスターはコウモリ(ダークウィング)。 龍に比べてコウモリって・・・・・・・・と思われるかも知れませんが、実際その通りです(笑)  龍騎ライダーズはカードにATK数値が記載されてるんですが、ナイトのは他ライダーより低く設定されてるんだよね。 飛べるから差別化されてるのか何なのか。 しかも、ナイトが戦う原因となった『恋人を襲ったモンスター』は、このコウモリだからね。 恋人の命を助けるために、恋人の敵でもあるモンスターと契約して戦うナイトさんマジ不幸。 ちなみに、火力は低いけど、トリックベント(分身するよ!)とか、ナスティベント(超音波でうるさくするよ!)とか、トリッキーなカードも多く、強いほうではある。 てか、TV本編だと優勝者。

 

 

 

【シザース】

 

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3人目のライダー。 警察官であり、殺人者であり、犯罪者であり、仮面ライダー。 警察の力で得た情報で、金儲けを行い、バレそうになったら、その相手を契約モンスターにモグモグさせるっていう、真っ当な外道。 設定的には、中の人スペックは高いそうだけど、ライダースペックは本当弱い。 通常、ファイナルベントのATKは5000前後なのに、こいつのだけ3000だからね。 そのせいって訳でもないけど、2話しか出番なかったです、はい。

 

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契約モンスターは蟹(ボルキャンサー)。どの契約モンスターよりもATKを低く設定されてるモンスター。 ただ、とても印象深い。 というのも、このシザースの最期が『ベルトが破損して、変身が解け、契約モンスターの蟹に、ライダー自身がモグモグされる』というものだったから。 『あ、この作品ガチだな』って思わせるのには十分でした。 

 

 

 

【ゾルダ】

 

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銃ライダーは弱い。 この常識が通用しない強キャラでしたなぁ。 変身前は悪徳弁護士で、ただ病気で余命宣告済み。永遠の命を手にするために、ライダーバトルに参戦。 何だかんだ最終回まで生き残る大活躍でした。 龍騎は屈指のライダー数だけど、メインは4人。 龍騎とナイト、後述の王蛇と、このゾルダ。 『俺は自分の為にしか戦わない』ってスタンスだった悪徳弁護士が、主人公と関わって、少しづつ変わっていくのが良かったですね。 あくまで『少しずつ』な辺りがポイント。 結局、最後まで戦いは止めなかったし。

 

 

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契約モンスターは牛(マグナギガ)。 この緑牛のパーツが全て、武器になってて、それぞれカードで、それを出して戦う感じ。 そして前弾発射のファイナルベント。 やっぱロマンだよねぇ。 何だかんだ、一番好きなライダーかも。

 

最終回で、なんと戦闘せずに、病気で死亡。 その後、初期からずっと居た秘書のゴローちゃんがゾルダに変身して、因縁ある王蛇とバトル。 というか、視聴者も騙す演出で、王蛇に負けて変身とけたらゴローちゃんだったっていう結構衝撃的な展開。 ゴローちゃんも良いキャラしてただけに、死んだの本当悲しい。

 

 

 

【ガイ】

 

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クソガキ担当。 ゲーム感覚で戦いに参加。 いや、もう良い感じに引っ掻き回してくれました。 どうせなら、面白く戦いたいってことで、6人のライダー集めて乱戦させたりね。 まぁ、結局その乱戦唯一の脱落者になった訳ですが。

 

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契約モンスターはサイ(メタルゲラス)。 見た目完全に物理特化なんですが、何気に基本戦術はコンファインベントという、相手のカードを打ち消すカードを多用したパーミッション使いでしたね。 ファイナルベントすら打ち消せるチートカードでした。 

 

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ただ、まぁ王蛇さんの盾になってしまった訳だが(笑) 理由も、たまたま近くに居たからってだけだしね。 

 

 

 

【ライア】

 

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占い師。 この見た目、この名前で、普通に善人っていうまさかの展開。 調べたところ、初期設定ではライアーの名通り、裏切る予定だったけど、俳優さんが善人演技良すぎて、普通に良い人にしたんだとか。 作中、唯一『主人公と一緒にライダー同士の戦いを止めようとした』ライダー。 口癖は『俺の占いは当たる』で、その時にパートナーっぽくなってた主人公が殺される占いをしてしまい、それを庇って、王蛇のファイナルベントをくらい死亡。 主人公には『次に死ぬのは俺だ』って嘘の占い結果を教えており、死の間際に『本当はお前が死ぬはずだった。 やっと、俺の占いが・・・・・外れる』と言って息を引き取るシーンは結構グッとくる。

 

 

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契約モンスターはエイ(エビルダイバー)。 やっぱ火力は低いけど、それでも蟹さんよりはマシだから・・・ってレベル。 キャラ的には結構美味しかったし、メイン4ライダー除けば、結構頑張った方かなって感じ。 

 

 

 

【王蛇】

 

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史上初にして唯一の大量殺人犯ライダー。 暴れてる時だけはスッキリするから暴れるっていうキチ。 逮捕されてたんだが、ライダーバトルが遅々として進まない状態に苛立ったゲームマスターがライダーにスカウト。 そこからはもう大暴れ。 変身ポーズ取ってるライダーに鉄パイプで殴りかかって、変身後もそこを執拗に狙うとか、いろいろと前代未聞でした。 ガイ・ライア・インペラーと、撃破数は余裕で一番。 キャラも濃く、最終回まで、良くこのキャラで貫き通したなーって感想。 今じゃ絶対出せないキャラだ。 火事で死んだ弟が居るって話が出て、その弟がどうやら生きてるらしいと聞き、『弟に会えば、俺は変われるかもしれない』と主人公たちに捜索を依頼。 感動の再開と思いきや、契約モンスターにモグモグさせ、『馬鹿か、お前。 あの火事はなぁ、俺が火をつけたんだよ。』と衝撃のカミングアウト。 そこからも、何度もの改心フラグを乗り越え、最後まで悪役として終わりました。 ちなみに最後は、警官隊による射殺。 

 

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契約モンスターは龍と同じくらいのサイズの蛇(ベノスネーカー)。

 

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そしてサイとエイ。 王蛇さん、契約のカード3枚持ってまして。 倒したライダーの契約モンスターを自分のものとする、とんだNTRプレイを行うスタイルでした。 ちなみに、契約モンスター3体だと、ファイナルベントとかも3枚になるので、当然火力上がるんですが、食事量も単純3倍になるので、そこまでチートって訳でもなかったり。 実際、王蛇もモンスターの食事量少なくて、自分が襲われたりしてましたし。 その辺りが、龍騎の面白さの一つかな。 

 

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ちなみに3体合体させるユナイトベントなるカードも合ったりする。 これもまた、男のロマンですな。 契約カード3枚だったり、火力的には問題ないないんですが、ガードベント等の防御カードは一切入っていない。

 

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これは除く(笑) 

 

 

 

 

このまま一気に最後まで書くつもりだったけど、まさかの文字数制限に引っかかったので、残りは今度書きます!!