アニメレビュー 【スクライド】 | ぽっぽの何となく日記

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中途半端なオタクである私、ぽっぽが何気ない日常や遊戯王カードゲームやジャンプ感想や特撮もの等、オタクっぽいこと語りまくるブログです。お付き合い頂ければ私は幸せ。


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何故か今更スクライドを観ました。 いや~、結構良かったわ。 久々に男臭い燃えるアニメを見た感じ。 これもまた10年前の作品だけどね。 ざっくりした説明から。



≪概要≫


カズマと劉鳳、生まれも価値観も何もかもが異なる2人の男を主人公とし、彼らのぶつかり合いを通した生き様を描いたバトルアクション。  近未来、謎のエネルギーにより大隆起現象が発生し『ロスト・グラウンド』と呼ばれる大地が誕生した。 長い年月をかけ、ロスト・グラウンドは復興するも、復興した市街の住人と、崩壊地区の住人「インナー」という、特殊な二層社会が形成される。 


ロスト・グラウンドで生まれた新生児に『アルター能力』という特殊能力を持つ者が現れ始め、その中でも特に暴力や略奪を行なう一部は『アルター犯罪者』と呼ばれるようになった。 これに対して、本土側はアルター能力者による武装警察部隊『HOLY』を設立した。 そんな中ロストグラウンドのアルター使い・カズマは、HOLYに所属するアルター使い・劉鳳と出会う。



あれだな・・・・・・・・・・・これ5D’sだな(笑) 初期5D’sの世界観でジョジョのスタンドバトルやってる感じ。 アルター能力も色々個性が出てたね。 操作系から物理系から。 とりあえず、主人公のカズマは基本グーパンでした。 3つ必殺技があって、それぞれ『衝撃のファーストブリット』、『撃滅のセカンドブリット』、『抹殺のラストブリット』って言ってたけど、どれも基本グーパンです(笑) カッコいいけどね。 今回は、そんな『スクライド』の名言を幾つか書いてみようと思います。 これはって思うのがあれば、見てみれば良いんじゃないかな。





≪カズマ≫ CV:保志総一郎


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『劉鳳か。オッケー、刻んだ。 今度はお前が、俺を刻め。 俺の名前を。 カズマという名を!!』



基本的に、カズマは馬鹿キャラ。 『1+1=3』と答える様なキャラ。 人の名前と顔を覚えるのも苦手。そんなカズマが1度自分を負かした相手の名前を強く心に刻み、リベンジを誓い、相手にも自らの名前を刻ませる。 そんな台詞。 その後、劉鳳に一矢を報い、『刻まざるを得ない』と言わせるのがカッコいい。




『俺はなぁ・・・・・・仕様が無い、運が悪かった、自分には出来ない、明日やればいい。 そんなことを言ってる奴らを五万と見てきたんだ。 けどよ、俺にはどうしてもそいつらが何かをするとは思えないんだ。 だから確かめるのさ。 俺は違う!! 絶対、違ってやるってなぁ!!!』



強大な敵を前に、逃げることを提案された時に、カズマが返した台詞。 逃げると言うのは、諦める方向に向かうということ。 スクライド見てて、視聴決定した台詞ですね。 ・・・・・・・・・・・・・まぁ俺は逃げまくりの5万側なんですけども。




『意地があんだよ、男の子にはなぁ!!!』



厳密には、カズマの名言と言うよりはその友人・君島の名言。 君島はアルター能力を持たない一般人だが、カズマとは互いに信頼し合った親友だった。 そんな中、窮地に陥ったカズマを救うべく、車を走らせる君島。 その道中、君島は背中に一発の銃弾を受ける。 これはその時の台詞。 その後、君島はカズマの元に辿りつき、その知恵でカズマを救う。 その後、君島はカズマに背負われ、カズマの背中で息を引き取る。 弱みを見せたくなかったのか、カズマは最後まで君島の死には気付かなかった。 


君島の死はスクライドの中でも大きな転換点になるけど、最終決戦直前でカズマが上記の君島の台詞を言う訳ですよ。 それをキッカケに最後のパワーアップを果たして、ってのが王道的ですごく良かったです。

 



『俺はただのネイティブアルターだ! ちゃんとした名前もねぇ、手前のような立派な立場ってやつもねぇ。 それでもただ1つ・・・・・・1つだけテメェに勝っているモノがある!! さぁ、見せてやる!! これが!これだけが!! 俺の自慢の拳だぁぁぁぁ!!!』



ラスボスにトドメをさす前の台詞。 金も無ければ、記憶も無く、自らの名前もはっきり分からない。 そんなカズマがその支えとするもの、自らの能力である金色の拳。 ラストに相応しい盛り上がり方でした。 こういう台詞回しは好きで、自作小説とかでも結構使ってると思う。 





≪劉鳳≫ CV:緑川光


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『それが、お前達の理屈か! その理屈で、俺の道理は覆せない!! 俺には分かる。 俺の中にある何かが、お前達を悪だと確信させる!!』



物語中盤、記憶喪失になる劉鳳。 だが、それでも彼の本質は変わらず。 自らの正義に基づいて悪を断罪する、カッコ良かったです。 この手のキャラって独りよがりな正義になりがちだけど、劉鳳のは割と素直に受け入れられる感じ。 




『力が欲しいわけじゃない。 ただ、全ての人が正しく生きられる場所が欲しかった・・・・・・・それだけだ。 ・・・・・・・・・・ああ、そうだ!! 今もそうだ!! その為にもこの男を倒さねばならないのなら・・・・・他に何もいらない!! いるものか!!!!』



こう書くと、劉鳳は正統派主人公のように見える不思議。 こっちもこっちでカズマとガチバトルしてる時に、ヒロインが止めようとするのを『女ごときが邪魔をするな!!!』と一蹴する感じなんだが(笑) そういや、スクライドにはヒロイン3人もいたけど、結局誰ともくっつかなかったなぁ。 ・・・・・・・・・・・・・ちなみにメインヒロインは8歳だそうで(笑) 






≪カズマ&劉鳳≫


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カズマ 『この野郎と一緒にいる安心感は何だ?』


劉鳳  『こいつといる俺の昂揚感は何だ?』


カズマ 『愛想もねぇ、カッコつけのすかし野郎のくせに』


劉鳳  『力任せに攻撃してくるただの馬鹿だと思っていたが』


2人   『『違う』』


カズマ 『こいつが』


劉鳳  『この男が』


2人   『『頼もしく感じる』』


カズマ 『しねぇなぁ』


劉鳳  『ああ、しない』


2人   『『負ける気が、しない!!!』』





これまで真正面からぶつかるだけだった2人。 共通の敵を前に、初めて2人して敵地に赴く。 肩を並べて歩きながら、2人は同じことを想う。 ・・・・・・・・・・・・・ここからが凄いんだけど、この2人この後なんの相談もせずに別の道行っちゃうんだよね(笑) ここまで互いの力を認め合いながら、それでも『お前の世話にはならない』と自らの敵の元に行く。 この関係が、何か良かったです。 W主人公だし、共通の敵も居るけど、決して仲間では無いんだよなぁ。 ライバル、が一番しっくりくる。 






≪ストレイト・クーガー≫ CV:津久井教生


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『お前に足りないものはッ! それはッ! 情熱思想理念頭脳気品優雅さ勤勉さ! 

そして何よりも――速 さ が 足 り な いっ!』



ああ、これスクライドの台詞だったのね。 アニメ界・三大アニキの1角ことクーガー兄貴の代表的台詞。 ちなみに後2人はグレンラガンのカミナの兄貴に、水木一郎アニキ(笑) このキャラの台詞めっちゃ早くて面白いわ。 攻撃も早さを活かしたもので、弟分であるカズマは結局1度も攻撃当てられなかったんだっけ。 まぁラスボスには能力で思考読まれて『この俺が遅い!? この俺がslowly!?』ってなってたけど(笑) 




『あの無鉄砲で劉鳳にゾッコンな彼女が、俺はお気に入りなのさ。 強い人だ、惚れがいがある!残りの命を懸けるに値するほど!! そうだ!俺は遂に見つけた!文化の真髄を!!』



いつも陽気に見えるクーガー兄貴ですが、実は体はボロボロで余命いくばくも無い状態。 そんな彼が好き女性は劉鳳に夢中。 それでも、兄貴は彼女に尽くす。 時に情報を渡したり、時に捕まってる所を助けに来たり、時に車を出してアッシーになったり。 上記はラスボスの足止めを買って出た時の台詞。 彼女が劉鳳を助けに行く時間を稼ぐために、ラスボスに立ち向かうシーンは見物。 ・・・・・・・・・・・まぁ割と瞬殺だったけどな。  しかし、劉鳳の方がこのヒロイン割と蔑ろにしてるのがアレなんだよな~。 クーガーさんとくっ付いた方が絶対幸せになるレベル。 






思ったより長々と語ってしまった(゜д゜;) 10年前のアニメですが、今見ても全く問題なかったです。 グレンラガンやキルラキル好きなら見とけってのは良く言われてるね。 曲がまた良いんだよね。 実はアニメ観たこと無かったけど、曲は10年前からずっと好き。 OPの『Reckless Fire』もEDの『Drasthic my soul』も、最終話EDの『旅立ちの鐘が鳴る』も、どれも名曲。 特に『旅立ちの鐘が鳴る』は、俺のベストアニソン10位以内には確実に入ってくるね。 ま、そんな感じでおススメなアニメです。 次は『ギルティクラウン』か『シュタインズゲート』か『無限のリヴァイアス』を観ようかな。